【2025年】おすすめのメタル/ハード・ロック・アルバム【随時更新】

2025年リリース作品のレビューを随時掲載していきます。

  1. 2025年1月
    1. TREMONTI『THE END WILL SHOW US HOW』
    2. THE HALO EFFECT『MARCH OF THE UNHEARD』
    3. GRAVE DIGGER『BONE COLLECTOR』
    4. THE FERRYMEN『IRON WILL』
    5. BONFIRE『HIGHER GROUND』
    6. ALL THAT REMAINS『ANTIFRAGILE』
  2. 2025年2月
    1. MARKO HIETALA『ROSES FROM THE DEEP』
    2. OBSCURA『A SONICATION』
    3. LACUNA COIL『SLEEPLESS EMPIRE』
    4. CRAZY LIXX『THRILL OF THE BITE』
    5. H.E.R.O.『GHOST OF YOU』
    6. TOBIAS SAMMET’S AVANTASIA『HERE BE DRAGONS』
  3. 2025年3月
    1. DISARMONIA MUNDI『THE DORMANT STRANGER』
    2. GOTTHARD『STEREO CRUSH』
    3. THE DARKNESS『DREAMS ON TOAST』
    4. W.E.T.『APEX』
    5. ARCH ENEMY『BLOOD DYNASTY』
  4. 2025年4月
    1. EPICA『ASPIRAL』
    2. LAURENNE/LOUHIMO『FALLING THROUGH STARS』
    3. GHOST『SKELETÁ』
    4. MACHINE HEAD『UNATØNED』
  5. 2025年5月
    1. SLEEP TOKEN『EVEN IN ARCADIA』
    2. GIANT『STAND AND DELIVER』
    3. HINDER『BACK TO LIFE』
  6. 2025年6月
    1. KATATONIA『NIGHTMARES AS EXTENSIONS OF THE WAKING STATE』
    2. BUCKCHERRY『ROAR LIKE THUNDER』
    3. CRYPTOPSY『AN INSATIABLE VIOLENCE』
  7. 2025年7月
    1. STYX『CIRCLING FROM ABOVE』
    2. ALICE COOPER『THE REVENGE OF ALICE COOPER』
  8. 2025年8月
    1. ATTACK ATTACK!『ATTACK ATTACK! II』
    2. CHEVELLE『BRIGHT AS BLASPHEMY』
    3. THREE DAYS GRACE『ALIENATION』
    4. WE CAME AS ROMANS『ALL IS BEAUTIFUL…BECAUSE WE’RE DOOMED』
    5. RUST N’ RAGE『SONGS OF YESTERDAY』
    6. HELLOWEEN『GIANTS & MONSTERS』
  9. 2024年9月
    1. PRIMAL FEAR『DOMINATION』
    2. BLESSTHEFALL『GALLOWS』
    3. THE RASMUS『WEIRDO』
    4. BETWEEN THE BURIED AND ME『THE BLUE NOWHERE』
    5. PARADISE LOST『ASCENSION』
    6. I PREVAIL『VIOLENT NATURE』
    7. AMORPHIS『BORDERLAND』
    8. RAGE『A NEW WORLD RISING』
  10. 2025年10月
    1. ORBIT CULTURE『DEATH ABOVE LIFE』
    2. TESTAMENT『PARA BELLUM』

2025年1月

TREMONTI『THE END WILL SHOW US HOW』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

THE HALO EFFECT『MARCH OF THE UNHEARD』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

GRAVE DIGGER『BONE COLLECTOR』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

THE FERRYMEN『IRON WILL』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

BONFIRE『HIGHER GROUND』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

ALL THAT REMAINS『ANTIFRAGILE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

2025年2月

MARKO HIETALA『ROSES FROM THE DEEP』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

OBSCURA『A SONICATION』

ドイツのテクニカル・デス・メタル・バンド、7作目。

シュテフェン・クンメラー<Vo/G>以外のメンバーを一新してのアルバム・リリースとなります。

苦悶グロウルと共に突進しながらメロディックなフレーズを散布させるスタイルをメインとしながらも、スローでミステリアスな「Evenfall」や静 → 動 → 静のインスト「Beyond The Seventh Sun」を挟んでアルバム全体にうまく緩急をつけています。

要所要所でゴロンと主張してくるロビン・ズィールホルスト<B>のベースも特徴的です。

激推しは2曲目の「Evenfall」。

猛進する「Silver Linings」本編終了後の04:02~でホッとさせ、どっしりとした曲調で攻める構成がすばらしいです。

夜の港のように始まり、00:18からかっこよくバンド演奏に入ります。

00:38~のギターも浸透性が高く、01:20からは涼風的なバックVo。

01:38~もいい染み具合ですし、01:55からはVoの厚みが増します。

03:11~も刺さりますね。

HYPOCRISY「Chemical Wore」(2021年『WORSHIP』収録)のようなキラー・チューンです。

LACUNA COIL『SLEEPLESS EMPIRE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

CRAZY LIXX『THRILL OF THE BITE』

スウェーデンのハード・ロック・バンドによる8作目。

2024年にコンピレーション・アルバム『TWO SHOTS AT GLORY』がリリースされていますが、スタジオ・アルバムは2021年の『STREET LETHAL』以来となります。

80年代~90年代前半に通じるアプローチがかっこよく、

あたりがうまくブレンドされたサウンドです。

華やかでありながらノスタルジックかつ哀愁あるコーラスが魅力で、メロディ、分厚さ、声質、あらゆる点において最高です。

ギター・ソロが充実しているのもうれしい。

前作は「Rise Above」の02:52~がJUDAS PRIEST「Between The Hammer & The Anvil」(1990年『PAINKILLER』収録)02:49~に通じるかっこよさでしたが、今回は「Call Of The Wild」の03:05~が特にエキサイティングです。

「Midnight Rebels」で「Thank you good night」と締めくくるので、

  • 「Midnight Rebels」までが本編
  • 「Hunt For Danger」以降がアンコール

とライヴのような構成としても楽しめます。

実際「Hunt For Danger」を聴いた時は、KISSIN’ DYNAMITE日本公演のアンコール1曲目に演奏された「You’re Not Alone」(2018年『ECSTASY』収録)を思い出しました。

H.E.R.O.『GHOST OF YOU』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

TOBIAS SAMMET’S AVANTASIA『HERE BE DRAGONS』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

2025年3月

DISARMONIA MUNDI『THE DORMANT STRANGER』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

GOTTHARD『STEREO CRUSH』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

THE DARKNESS『DREAMS ON TOAST』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

W.E.T.『APEX』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

ARCH ENEMY『BLOOD DYNASTY』

アリッサ・ホワイト=グラズ<Vo>加入後4作目。

ジェフ・ルーミス<G:NEVERMORE>離脱 → ジョーイ・コンセプシオン<G>参加後初のアルバムでもあります。

アンジェラ・ゴソウ<Vo>在籍時の『KHAOS LEGIONS』(2011年)のオフィシャル告知からは「アグレッシヴ・へヴィ・メタル・バンド」と表現されていますが、今作はまさにその言葉がぴったり。

メロディと攻撃性のバランスを配慮しつつもこれまでよりブルータルさが抑えられた演奏の中で、アリッサのグロウルを中心としたVoが展開します。

「Deceiver, Deceiver」(2022年『DECEIVERS』収録)系統のキャッチーな「Dream Stealer」で幕を開け、続く「Illuminate The Path」ではクリーン・ヴォイスも登場。

『DECEIVERS』のオープニング曲「Handshake With Hell」のクリーン・パートを聴いた時は「メロディがちょっと弱いかな」と思ったのですが、「Illuminate The Path」では高音域のクリーンVoがノイジーかつグルーヴィな曲調に見事にハマっています。

「March Of The Miscreants」の03:15~や「Blood Dynasty」の02:42~のギターもすばらしい。

「Blood Dynasty」の02:42~は、フレーズがじわりと浸透するという点では「In The Eye Of The Storm」(『DECEIVERS』収録)の02:08~に通じます。

「Blood Dynasty」は単独で先行公開されていましたが、アルバムでは物悲しいインスト「Presage」からつながる構成。
「Presage」とセットで聴くと、より一層曲の良さが際立ちますね。

「Paper Tiger」ではロブ・ハルフォード<Vo:JUDAS PRIEST>のような00:29~に燃えますし、曲の冒頭のフレーズをスローダウンさせて壮大に締めくくる「Liars & Thieves」もエキサイティング。

アルバムを聴き終えた後は、旧譜を聴き返したくなり、バンドの今後への好奇心も強まります。

考察要素満載の作品です。

2025年4月

EPICA『ASPIRAL』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

LAURENNE/LOUHIMO『FALLING THROUGH STARS』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

GHOST『SKELETÁ』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

MACHINE HEAD『UNATØNED』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

2025年5月

SLEEP TOKEN『EVEN IN ARCADIA』

以下の2名による英国のSLEEP TOKEN。

  • ヴェッセル<Vo/G/B/Key>
  • II<Ds>

ドラマーの名前が個性的で、一発で覚えてしまいます。

これまで、

  • 『ONE』(2016年)
  • 『TWO』(2017年)

のEP2枚を発表した後に、

  • 『SUNDOWNING』(2019年)
  • 『THIS PLACE WILL BECOME YOUR TOMB』(2021年)
  • 『TAKE ME BACK TO EDEN』(2023年)

とアルバムをリリース。

本作は4thフルになります。

幻想的に進んでいき、所々でヘヴィになるというスタイル。

静と動の構成が秀逸で、同じく英国のTESSERACTHAKENがリンクします。

ヴェッセルのVoはHAKENのロス・ジェニングス<Vo>に通じるものがありますね。

すべての曲が静かなスタート。

静のパートが多めですが、動のパートは始まった時のインパクトが大きく、かっこよく進行するので、静のパートの時でもその後の曲展開への期待が高まります。

「Look To Windward」「Caramel」「Infinite Baths」でのスクリームも刺激的。

以下が動のパートです。

  • Look To Windward…03:18~、06:05~、07:13~ 
  • Emergence…02:39~、03:41~、04:19~
  • Dangerous…02:17~、03:31~
  • Caramel…02:03~、03:23~
  • Provider…02:32~、03:34~、04:25~
  • Damocles…02:17~、02:54~、03:17~
  • Gethsemane…01:14~、02:13~、03:07~
  • Infinite Baths…03:09~、05:18~

「Caramel」「Gethsemane」「Infinite Baths」での段階的に激しさを増すアプローチが特にすばらしい。

「Caramel」「Infinite Baths」は二段階、「Gethsemane」は三段階で攻めます。

さらに「Caramel」はVoも特徴的で、

  • 静のパート…言葉数多め
  • 動のパート…伸びやか

という唱法が効いています。

GIANT『STAND AND DELIVER』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

HINDER『BACK TO LIFE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

2025年6月

KATATONIA『NIGHTMARES AS EXTENSIONS OF THE WAKING STATE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

BUCKCHERRY『ROAR LIKE THUNDER』

通算11作目。

ヒット曲「Sorry」(2005年『15』収録)を含む多くの曲で共作し、『BLACK BUTTERFLY』(2008年)、『HELLBOUND』(2021年)、『VOL. 10』(2023年)も手掛けたマーティ・フレデリクセンによるプロデュースです。

下記ラインナップでの制作となっており、この体制では『HELLBOUND』『VOL. 10』に続く3作目。

  • ジョシュ・トッド<Vo>
  • スティーヴィー・D<G>
  • ビリー・ロウ<G>
  • ケリー・レミュー<B>
  • フランシス・ルイズ<Ds>

3作品とも6月に発表されていて、2年に1枚というリリース・ペースを順調に維持しています。

『HELLBOUND』ではリズミカルでキャッチーな「So Hott」がかっこよく、『VOL. 10』では名曲「Lit Up」(1999年『BUCKCHERRY』収録)系統の「Good Time」やミステリアスで切ない「Feels Lile Love」が特にすばらしかったですが、今回も高品質な曲が並びます。

アルバムはトータルで約32分。
これまでのBUCKCHERRYの作品の中で一番短く、1曲目の「Roar Like Thunder」から快調に飛ばします。

「Roar Like Thunder」は適度にドコドコするバスドラとガッツあるサビがエキサイティングです。

「Come On」はAC/DC系統。
「Shoot To Thrill」(1980年『BACK IN BLACK』収録)のように始まり、同じくブライアン・ジョンソン期の「Shot Of Love」(1990年『THE RAZORS EDGE』収録)のようなシャープさも備えます。
ボン・スコット期であれば「Girls Got Rhythm」(1979年『HIGHWAY TO HELL』収録)にも通じますね。

  • 刺激的に始まり重厚に進む「Talking Bout Sex」
  • グルーヴィでカウベルの響きが心地良く、ジョシュのゆるめの唱法がハマる「Blackout」
  • ホーンセクションがキマッていて、サビに爆発力がある「I Go Boom」
  • ジョシュが歌声を伸ばす01:00~に安堵感を覚える「Set It Free」

と、魅力的なナンバーが続いた後に「Hello Goodbye」のようなナンバーを配置するのもニクい。
ハードウォーミングかつノスタルジックな曲調が絶品で、「Hello」を繰り返すサビも素敵です。

そして最後は疾走感のある「Let It Burn」。
時間が短いアルバムのエンディングにぴったりで、気持ちが引き締まります。

ギター・ソロもかっこよく、以下がおすすめ。

  • Roar Like Thunder…01:51~
  • Come On…02:03~
  • I Go Boom…01:34~
  • Set It Free…02:16~

特に「Come On」におけるジョシュの「Come on!」 → ソロの流れがアツいです。

CRYPTOPSY『AN INSATIABLE VIOLENCE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

2025年7月

STYX『CIRCLING FROM ABOVE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

ALICE COOPER『THE REVENGE OF ALICE COOPER』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

2025年8月

ATTACK ATTACK!『ATTACK ATTACK! II』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

CHEVELLE『BRIGHT AS BLASPHEMY』

アメリカのヘヴィ・ロック・バンド、10作目。

ピート・レフラー<Vo/G/B>とサム・レフラー<Ds>の兄弟がメンバーです。

アルバムはミステリアスでヘヴィな「Pale Horse」でスタート。
独特なアクセントをつけながらのピートの唱法が光ります。

「Rabbit Hole (Cowards, Pt. 1)」はザック・デ・ラ・ロッチャ<Vo:RAGE AGAINST THE MACHINE>をメロウにしたようなピートのVoが個性的。
「Self Destructor」(2021年『NIRATIAS』収録)でのVoもザックのようでした。

「Jim Jones (Cowards, Pt. 2)」は03:10~が程良く刺激的で心地良いです。

このアタマ3曲はとてもいい流れですね。

爆発力のある「Wolves (Love & Light)」とスローでヘヴィな「Karma Goddess」もいい配置。

「Wolves (Love & Light)」の出だしでゴリゴリしたギターが聞こえてきた時は「KORNのようにベースをバキバキさせるのか」と思ったのですが、意外にもベースは控えめ。
こういったスタイルのナンバーでベースを際立たせていないところが逆に面白いです。

ちなみに以下のナンバーではKORNのような弾力性のあるベース・サウンドが楽しめます。

後半のおすすめは怪奇的な「AI Phobias」。
不安定に進みながら、00:34から重厚になり、不気味な歌メロが曲調と見事にマッチしています。

AIつながりでGOTTHARD「AI And I」(2025年『STEREO CRUSH』収録)も聴きたくなります。

THREE DAYS GRACE『ALIENATION』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

WE CAME AS ROMANS『ALL IS BEAUTIFUL…BECAUSE WE’RE DOOMED』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

RUST N’ RAGE『SONGS OF YESTERDAY』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

HELLOWEEN『GIANTS & MONSTERS』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

2024年9月

PRIMAL FEAR『DOMINATION』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

BLESSTHEFALL『GALLOWS』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

THE RASMUS『WEIRDO』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

BETWEEN THE BURIED AND ME『THE BLUE NOWHERE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

PARADISE LOST『ASCENSION』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

I PREVAIL『VIOLENT NATURE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

AMORPHIS『BORDERLAND』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

RAGE『A NEW WORLD RISING』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

2025年10月

ORBIT CULTURE『DEATH ABOVE LIFE』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

TESTAMENT『PARA BELLUM』

ここをクリックまたはタップしてレビューをご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました