【2025年】おすすめのメタル/ハード・ロック・アルバム【随時更新】

2025年リリース作品のレビューを随時掲載していきます。

レビュー内に記載されている時間は再生環境によって1~2秒ほどずれる場合がございますので、目安としてお読みください。

2025年1月

TREMONTI『THE END WILL SHOW US HOW』

マーク・トレモンティ<G/Vo:ALTER BRIDGE>率いるバンドの6作目。

ALTER BRIDGEでは何曲かマークがリードVoをとっている曲がありますが、TREMONTIでは全曲マークが歌っています。

静と動をバランスよく導入し、ヘヴィなパートはALTER BRIDGEよりもゴリゴリ。

マークの歌は低音域で響きがよく、メロディも高品質です。

アルバムは前作『MARCHING IN TIME』(2021年)のラスト「Marching In Time」の延長線上のような「The Mother, The Earth And I」で幕を開けるので、「Marching In Time」を聴いてから本作を聴くとより一層TREMONTIワールドに浸れます。

おすすめ曲
  • The Mother, The Earth And I…「Marching In Time」を継承。ダークでメランコリックに進む中、02:50~でいったん引き伸ばして、マークの歌メロが強調される03:15~がいいアクセント

  • One More Time…ジリジリしたギター・リフ(00:00~) → バスドラ連打(00:03~)がかなり刺激的。歪曲的なギター(00:47)→ エフェクト処理のVo → サビへの流れもかっこいい。「Now And Forever」(『MARCHING IN TIME』収録/こちらもアルバム2曲目)のような破壊力がある

  • Just Too Much…スローでヘヴィ。脳天直撃系のサウンドがズシンズシンと響いてくる。警告音的ギター(00:50~) → ピタッと止まる → サビ(00:57~)にハッとさせられる

  • Nails…遅く重く進行。「Just Too Much」系統かと思っていたら、02:23からいい感じに暴れ始める

  • The End Will Show Us How…始まりがALTER BRIDGE「Waters Rising」(2013年『FORTRESS』収録/マークがリードVo)っぽい。01:12~の冷たく不吉なギターが特徴的。03:23からはエモーショナルなギター・ソロで魅せる

  • I’ll Take My Chances…ハードで勢いがある。語りと歌の境界線をふわふわするような00:13~がツボ。00:23~がALTER BRIDGE「Ties That Bind」(2007年『BLACKBIRD』収録)の00:23~に通じる。響きが良くなる01:53~がまた快感

  • The Bottom…慌ただしい始まり。00:11~がいい突っつき具合で気分を高めてくれる。光線のような02:34~も面白い

  • Live In Fear…バイオレントな演奏とマークの歌を交互に配置するアプローチが効いている。曲の雰囲気から浮かせた音質で攻めるギター・ソロ(02:54~)も新鮮

  • All The Wicked Things…ミステリアスかつ斬新な音像でスタートし、本編はハードになる。01:50~のメロディアスなフレーズがたまらなく、02:05~の歌メロはALTER BRIDGE「Godspeed」(2019年『WALK THE SKY』収録/マイルス・ケネディ<Vo/G>の歌をマークがバックVoで支える)の00:31~のよう。そしてマークのVoの音域が下がる02:13~が刺さる。03:04からヘヴィさが増し、よりアグレッシヴに展開。ギターにエフェクト(04:04~) → ドラム → ハード演奏に戻す構成もうまい

THE HALO EFFECT『MARCH OF THE UNHEARD』

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