【2025年東京公演レポート】WINGER

WINGER『Farewell Japan Tour 2025』の最終日に行ってきました。

WINGERを観るのは2007年(ポール・テイラー<G/Key>は不在)以来なので、ポールを含めた5人編成のショウは初体験。

ポールが自身不在時の『PULL』『KARMA』『BETTER DAYS COMIN’』からのナンバーを、曲によって楽器を変えながらプレイするのを観れるというのも貴重でした。

キップは高音もバッチリ出ていて、圧巻のパフォーマンス。

レブ、ジョン、ポールは安定感のある演奏と共にバックVoでもしっかりと楽曲を支え、ロッドのドラミングもダイナミックで何度も目が釘付けになりました。

キップはアンコールの時に「今日はフェアウェル・ジャパン・ツアー最終日だ」と述べた後に「may be」(おそらく)と付け加えていました。

【来日メンバー】
キップ・ウィンガー<Vo/B>
レブ・ビーチ<G/Harmonica>
ジョン・ロス<G/B>
ポール・テイラー<G/Key>
ロッド・モーゲンスタイン<Ds>

【公演日/会場】
2025年4月1日(火):東京・EX THEATER ROPPONGI

過去に観たWINGER公演のレポートもありますので、よろしければご覧ください。

開演前

とアルバムがそのまま流れていましたが、今回は、

などなど、幅広い選曲となっていました。

セットリスト

Stick The Knife In And Twist
Seventeen
Can’t Get Enuff
Down Incognito
Guitar Solo (John Roth)
Miles Away
Rainbow In The Rose
Guitar Solo (Reb Beach)
Black Magic
No Man’s Land
Pull Me Under
Time To Surrender
Drum Solo
Midnight Driver Of A Love Machine
Proud Desperado
Junkyard Dog (Tears On Stone)
Headed For A Heartbreak
Easy Come Easy Go
Madalaine
Saints Solos

ENCORE:
Hungry
Blind Revolution Mad

大阪と名古屋の演奏曲がすべてプレイされ、さらには『PULL』から「No Man’s Land」が新規追加されるという大充実のセットリストでした。

「Stick The Knife In And Twist」

オープニングSEは1993年、2007年とは異なるものの、途中から「Like A Ritual」の04:53~が入ってきて、終わる直前に「Stick The Knife In And Twist」が被さる形でスタート。

勢いある曲調がオープニングにぴったりで、サビでは多くのオーディエンスが腕を振り上げていました。

「Stick The Knife In And Twist」の03:13~を伸ばして、次の「Seventeen」へ。

大阪では2曲目に超お気に入り曲の「Blind Revolution Mad」が演奏されていたので「今夜は”Blind Revolution Mad”はないのかな…」と思っていました。
この時は…。

「Seventeen」「Can’t Get Enuff」「Down Incognito」

「Stick The Knife In And Twist」に続いて上記3曲が続けてプレイされました。

「Seventeen」はアルバム・ヴァージョンよりもややスローでどっしりとした演奏。

サビの「I’m only se~venteen」はレブとジョンが歌い、その後の「Se~venteen」はキップとポールという流れでした。

「Can’t Get Enuff」ではポールがキーボードをプレイ。
ポールはキーボードを弾いている時もバックVoを務めていました。

2007年は「Your Great Escape」~「Down Incognito」でしたが、今回は「Can’t Get Enuff」~「Down Incognito」。

こちらもいいつながりでした。

キップの「Days undercover~」の歌い出しは本当にかっこいい。

ブレイクの01:00~ではレブが「イチ、ニ~、サン、シ~」と日本語でカウントしてバンド演奏へ再突入。

ハーモニカのソロもキマッっていました。

ポールは「Can’t Get Enuff」に引き続き「Down Incognito」でもキーボード。

歌も演奏もうまくて、曲によっては複数の楽器をこなす。

本当にすごいバンドです。

「Miles Away」「Rainbow In The Rose」

『IN THE HEART OF THE YOUNG』からの2ndシングル「Miles Away」とシングル・リリース当時のカップリング曲「Rainbow In The Rose」が続けてプレイされました。

これまでライヴで聴いた「Miles Away」は

  • 1993年…キップ1人によるアコースティック・ヴァージョン
  • 2007年…キップがアコースティック・ギターを弾くバンド・ヴァージョン

で、アルバム・ヴァージョンの再現は初めて。

星空のようなライティングもとてもきれいで、生で聴いていていると、こみあげてくるものがありました。

「Rainbow In The Rose」はアルバム同様、ドラマティックかつテクニカルな演奏が圧巻。

01:22~で少し声を伸ばしながらアレンジして歌うレブが印象的でした。

「Black Magic」

レブの表情豊かなギター・ソロの後にレブのソロ曲「Black Magic」が演奏されました。

ここではキップはお休み。

ジョンがベースを弾いていました。

曲によっては複数の楽器をこなす。

本当にすごいバンドです。

「No Man’s Land」

「Black Magic」の後にキップが再び合流し始まったのは「No Man’s Land」。

2024年12月にJUDAS PRIESTを観に行った際、開演前に今回のWINGER公演のプロモーション映像が流れていて、その映像が「No Man’s Land」の03:13~で締めくくられていました。

この時は「”No Man’s Land”は演奏されることはないだろう」と思っていたので、まさかの新規追加にうれしくなりました。

サプライズをサラッとやっちゃうところが逆にすごい。

「Pull Me Under」「Time To Surrender」

『KARMA』から唯一の選曲「Pull Me Under」がプレイされ、その後あの刺激的なギターと共に「Time To Surrender」へと流れる構成も見事。

00:40~の「Hey, you!」はレブ、ジョン、ポールの3人が歌っていました。

サビでのキップの高音域による「yea~h, yea~h」も圧巻で、ギター・ソロはポールが担当。

歓声が一段と大きくなりました。

「Midnight Driver Of A Love Machine」「Proud Desperado」「Junkyard Dog (Tears On Stone)」

ロッドのエキサイティングなドラム・ソロの後、名古屋公演で新規追加された「Midnight Driver Of A Love Machine」「Proud Desperado」がこの日も同じ曲順で演奏され、間髪入れずに「Junkyard Dog (Tears On Stone)」へと流れていきました。

3曲の畳みかけが圧巻。

大阪公演のアンコール曲「Junkyard Dog (Tears On Stone)」をここに配置するセンスもすばらしいですし、こういうのをサラッとやっちゃうところに、バンドのリハーサル量、シナリオの多さ、臨機応変さがうかがえます。

ロッドのドラム・ソロの後、キップはインカムをつけてステージに出てきていましたが、実際にインカムを使ったのは次の「Headed For A Heartbreak」からでした(その後、アンコールまでインカムによるパフォーマンス)。

「Headed For A Heartbreak」「Easy Come Easy Go」

ステージに向かって左側から右側にゆっくりと歩きながら「Headed For A Heartbreak」を熱唱するキップの姿が印象的でした。

今回はポールがいるので、この曲のキーボードはポールが担当。

1993年のキーボードはジョン、2007年はキップ、そして今回はポール…各メンバーが様々な楽器をこなしていて本当にすごい。

楽曲終盤の技巧的かつ劇的なパートも圧巻で、その後キップのカウントと共に「Easy Come Easy Go」が始まりました。

ポール不在時の1993年、2007年はグルーヴ感が増した演奏でこれもかっこよかったですが、ポールのキーボードがあるとやはり華やか。

中盤に手拍子+一緒に歌うパートを挿入するアレンジも見事でした。

「Madalaine」「Saints Solos」

「Madalaine」ではキップがスマホを取り出しオーディエンスを撮影。

00:05~の「Ye~~ah」はアルバム以上の迫力がありました。

ショウの終盤にこれだけの声が出せるのだから本当にすごい。

「Madalaine」に続いてプレイされたのは「You Are The Saint, I Am The Sinner」を基調としたテクニカル・インスト「Saints Solos」。

キップが各メンバーを紹介し、紹介されたメンバーがフレーズを披露するというスタイルをとっていました。

ステージ前方に4人が並んで演奏する姿もかっこよかったです。

「Hungry」「Blind Revolution Mad」

本編終了時点で「Hungry」をやっていなかったので、アンコール1曲目は期待どおり「Hungry」。

劇的なサビのメロディはショウの終盤に聴くとより感動的です。

「Hungry」が終わり、キップが「今日はフェアウェル・ジャパン・ツアー最終日だ」「おそらくね(may be)」と述べ、次に始まったのは「Blind Revolution Mad」のエレクトリック・パート(01:48~)でした。

最後は『KARMA』の「Deal With The Devil」と予想していたのですが、まさか「Blind Revolution Mad」が最後にプレイされるとは!

2007年はエレクトリック・パートの短縮版でしたが、今回は同パートをフルで演奏。

キップがインカムで「Blind Revolution Mad」を歌う姿も新鮮で、高音パートも「Madalaine」同様、圧巻でした。

最後の最後にこれだけの声が出せるのだから本当にすごい。

歌い終わった後は、

  • キップが前列のオーディエンスをタッチしながら、ステージに向かって左側から右側に移動
  • その間バンドは演奏を継続
  • キップがステージを去る
  • バンドが演奏を終え、残りのメンバーもステージを後にする

という形で締めくくりました。

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