LAST AUTUMN’S DREAM~AUTUMN’S CHILDのミカエル・アーランドソン<Vo>。
毎年12月に音源をリリースするのが恒例ですが、2024年はソロでのリリースとなります。
アルバム・タイトルとアートワークから1994年のソロ作『THE 1』が連想され、確かにその雰囲気はあるのですが、後半はAUTUMN’S CHILDに通じる音楽性となっています。
特に「C’est La Vie」から「Geronimo」までの構成は見事。
しかも「Put Some Love In The World」と「Knocking On A Broken Heart」がそれぞれAUTUMN’S CHILDのハイライト・ソングに通じるというのがうれしいです。
バラード2曲も高品質。
前半と後半にうまく配置されています。
「Evil Eye」
きれいなピアノと適度なハードなギターが絶妙にブレンド。
サビではゴージャスなバックVo(01:10~)が重なります。
リズム的にはAEROSMITH「Gotta Lve It」(1993年『GET A GRIP』収録)の00:58~。
スリリングさが増す03:07~もいいアプローチです。
「Call My Name」
アコースティック・ギターを取り入れながらリズミカルに進行していき、伸びやかなミカエルのヴォーカルがハマります。
演奏パート(02:57~)は青空のようです。
「Ricochet」
ノリ良く進行する中、哀愁度が加わる00:48~がたまりません。
郷愁感が増した「It’s Alright」(『THE 1』収録)といった感じです。
「Paper Moon」
バラード①。
より劇的になるサビ(00:59~)が感動的で、心が温かくなります。
ちょっと音域を上げる03:00~もいい変化球です。
「Circus」
一緒に手を叩きながら楽しみましょう。
サビ(00:34~)では間隔を置きながらポジティヴなメロディが繰り広げられます。
ドコドコする02:17~もいい感じに気分を盛り上げてくれます。
「C’est La Vie」
バラード②。
サビ(00:49~)の歌メロが刺さり、その後の泣きのギター(00:57~)も染みます(音量が控えめなのがまた◎)。
より劇的になり哀愁度が増す02:32~もすばらしいです。
「Put Some Love In The World」
AUTUMN’S CHILD「Come And Get It!」(2023年『TELLUS TIMELINE』収録/こちらもアルバム9曲目)のような曲。
テーマパークにいるような楽しい気分になれます。
「Knocking On A Broken Heart」
サビで早口気味に重なるバックVo(00:26~)が特徴的。
テンポは異なるものの、ドラマティックでグルーヴィに展開するという点ではAUTUMN’S CHILD「I Can’t Get Enough」(2022年『STARFLOWER』収録/アルバムのキラー・チューン)に通じるものがあります。
「Geronimo」
ガッツがあってハード。
そしてポジティヴなオーラに包まれます。
ノスタルジックなバックVoが重なるサビ(01:25~)が絶品。
力強さと優しさを兼ね備えたすばらしいラスト・ナンバーです。