AMARANTHEでクリーンVoを担当していたジェイク・Eと元IN FLAMES~現THE HALO EFFECTのギタリスト、イェスパー・ストロムブラードを中心とするスウェーデンのメロディック・メタル・バンド。
『THE VERTIGO TRIGGER』(2023年)以来のアルバムで、『THE VERTIGO TRIGGER』と同じ下記ラインナップによる制作です。
- ジェイク・E<Vo/Key>
- イェスパー・ストロムブラード<B/G>
- オウゲ・ヴァロヴィルタ<G/B/Key>
- マーカス・スーネソン<G/B>
- アレックス・ランデンバーグ<Ds>
マーカスはロニー・アトキンス<Vo:PRETTY MAIDS>のバンドのメンバーでもあり、2024年2月の日本公演でもプレイ。
ロニーもステージでマーカスを紹介する時にちゃんと「CYHRAの~」と言っていました。
『THE VERTIGO TRIGGER』以降にシングルでリリースされた下記3曲も再録し、リリース順でアルバム内に散らしています。
- 「Superman」(2025年1月8日)
- 「Skin From Bones」(2025年2月26日)
- 「Mark Of My Sins」(2025年4月24日)
3曲とも大幅なアレンジはありませんが、オリジナルに比べるとやや硬質でクリアな音質。
『REQUIEM FOR A PIPE DREAM』に合わせた音作りとなっています。
ヘヴィさとメロディックさの緩急をつけたモダンなサウンドは聴きごたえ抜群で、そこにジェイクの美しく切ない歌メロが見事に融合。
ボーナス・トラックの「Hold Your Fire」にはLOST SOCIETYのサミー・エルバンナがゲスト参加しています。
「Bleed With Pride」
ドコドコ(00:34~) → いったん引く(00:43~) → サビがいい流れ。
サビは透明性のある美メロがすばらしく、安堵感を与えてくれます。
2回目の引き(01:34~)でドラムをなしにするのもうまいアレンジ。
ヘヴィさが増す02:05~は「Life Is A Hurricane」(『THE VERTIGO TRIGGER』収録)00:10~のようで、少しキリキリさせながらの演奏がいい刺激です。
「Superman」
2025年1月8日にリリースされたシングルの再録。
ダイナミックでスリリングなスタート → きれいでキャッチーな歌メロにワクワクさせられます。
本編でも高品質な歌メロがリズミカルに展開。
演奏では、
- ドラムが前面に出る01:19~
- 強調されるドラムと共にギターが軽く主張する01:39~
- ヘヴィになる02:23~
と刺激を強めていくアプローチが光ります。
「Ghostbound」
出だしのメロディックなギターが心地良く浸透します。
00:14~の連打もエキサイティング。
いったん引いて切ないVo(00:54~) → サビで再度アグレッシヴになる構成もうまい緩急で、ソフトに「mirror」を歌う01:24~が特徴的。
耽美的な01:27~も素敵です。
2回目のサビの後に音域を変化させる02:20~もいいフェイントですし、ドラムをドコドコさせながらの歌メロ(02:37~)にも気分が高まります。
「In The Center Of A Miracle」
感動的なバラードです。
物悲しさと同時に雄大さも感じられる00:00からすばらしく、ノスタルジックな00:28~ → スケールの大きいサビに心を揺さぶられます。
泣きのギター・ソロを期待しちゃいますが、中盤の演奏パートの主役はキーボード。
03:08からはとても魅力的な高音域の歌声が強調され、03:14からエモーショナルなギターが絡みつきます。
「Skin From Bones」
2025年2月26日にリリースされたシングルの再録。
00:02~のバスドラ連打とキーボードがかっこよく、衝撃音(00:27~)と共にダイナミックに進む曲調がエキサイティングです。
悪魔的なVo(01:10~)もいいスパイスですし、01:16~のラップ、躍動感が増す01:30~もスリリング。
02:19からは悪魔と共に減速しヘヴィになります。
「Ghost I’m Meant To Be」
「Dreams Gone Wrong」(2019年『NO HALOS IN HELL』収録)00:24~のように始まります。
ジェイクはささやき気味の歌声を交えつつ、アクセントをつけながらのパフォーマンス。
最初が「Dreams Gone Wrong」なので、サビでの加速を想定しがちですが、意外にもテンポを抑えたまま進行します。
プツプツさせながら不気味になる02:25~に引き込まれます。
「Mark Of My Sins」
2025年4月24日にリリースされたシングルの再録です。
重厚で泣きのある前奏にドキッとさせられ、ジェイクは歌い出しから最高。
切ないメロディがたまりません。
00:38~でいったんジェイクの歌が前面に出て、厚みのあるサビに移行するスタイルも見事にキマっています。
ヘヴィな02:06~を組み込むのもCYHRAならではですし、ダイナミックさを加える02:16~も効果的です。
「Venom In Me」
IN FLAMES「Take This Life」(2006年『COME CLARITY』収録)をメロディック寄りにさせたようなスタート。
「Take This Life」のように疾走しませんが、シャープで躍動感があります。
一瞬音域が上がる00:42~がいい刺激で、サビではキーボードを響かせながら切ない歌メロ。
適度に緊張を緩めながら歌うスタイルがハマっています。
「Box With Spirits」
本編ラスト。
歌い出しの00:12~が「Life Is A Hurricane」00:53~のようです。
そしてその後のサビでは物悲しく美しいメロディにうっとりさせられます。
2回目のサビ前にドンドンさせる01:28~もさすがのアレンジ。
ヘヴィさが増した中での01:56~もいい暴れ具合ですし、多めにドンドンした後の泣きのギター・ソロ(02:15~)も刺さります。
「Hold Your Fire」
LOST SOCIETYのサミー・エルバンナがゲスト参加。
サミーも曲作りに関わっていて、最初のサミーのスクリームにテンションが上がります。
- スリリングさが増す00:44~ → パワフルでメロディックなサビ
- 「Life Is A Hurricane」00:10~に通じる02:09~ → サミーのスクリーム → ギター・ソロ(02:31~)
もすばらしい。
ソロはエモーショナルなスタート → 音域を上げながらエネルギッシュになるフレーズ展開が最高です。