2025年の『STEREO CRUSH』制作時の音源を中心としたミニ・アルバムです。
「Right Now」「Ride The Wave」「Smiling In The Pouring Rain」「Snafu」「Don’t Miss The Call」が初出の曲。
どれもハイクオリティで「これが多く『STEREO CRUSH』に収録されていたら、GOTTHARD史上最もヘヴィなアルバムになっただろうな」という内容です。
「Liverpool」は『STEREO CRUSH』にも収録されていましたが、こちらにはKROKUSのマーク・ストラーチェ<Vo>がゲスト参加。
「Mayday」は、スイスのファースト・レスポンダー(救急隊員、消防隊員、警察署員などの第一応答者)へのリスペクト・ソングで、2023年にミュージック・ビデオ(MV)が公開されています。
初出の曲が高品質なので、これらの曲を含めて『STEREO CRUSH』の曲順をアレンジするのも楽しいです。
「Right Now」
『STEREO CRUSH』の2曲目「Thunder & Lightning」をよりヘヴィにした感じ。
始まりも「Thunder & Lightning」のような雰囲気ですし、歌メロの展開も「Thunder & Lightning」に通じるものがあります。
01:50~の中音域のギター・ソロにも高揚感があり、02:15~のニック・メーダー<Vo>の低音がまたいい響き。
02:44~のバックVoもかっこいい声質です。
『STEREO CRUSH』制作時、メンバーはアルバム収録曲をこの「Right Now」か「Thunder & Lightning」かで悩んだのかなとも思えます。
「Ride The Wave」
骨太でダイナミック。
00:23~がいいハーモニーで、サビでは伸びやかな高品質な歌メロが展開します。
キーボードが前面に出てスネアのカウント(02:00~) → ギター・ソロ(始まりがLED ZEPPELIN「Stairway To Heaven」05:55~のよう)、加速してエネルギッシュになる03:02~もかっこいい構成。
再度スローになり哀愁度が強まる03:51~もすばらしいです。
『STEREO CRUSH』では前半に合いそうです。
「Liverpool」
『STEREO CRUSH』8曲目の別ヴァージョン。
KROKUSのマーク・ストラーチェ<Vo>がゲスト参加しています。
『STEREO CRUSH』発表後、GOTTHARDとKROKUSは一緒にツアーをしていました。
演奏はオリジナルよりもグルーヴィでマーク・リン<B>の弾力性のあるベースが前面に出たアレンジ。
レコーディング風景をメインにしたMVがとてもいい雰囲気の映像で、これを観るとマークの歌っている箇所が分かります。
2025年12月20日のスイス公演ではアンコール1曲目にマークと「Liverpool」を共演。
KROKUS「Bedside Radio」(1980年『METAL RENDEZ-VOUS』収録)も演奏されています。
「Smiling In The Pouring Rain」
静かなバラード。
ニックの歌に味わいがあり、00:53~がいい響きです。
『STEREO CRUSH』は和やかな「These Are The Days」で終わりましたが、この「Smiling In The Pouring Rain」もアルバムのエンディングに合います。
「Snafu」
AC/DC「Back In Black」(1980年『BACK IN BLACK』収録)のようなスタート。
00:04~のニックのカウントダウンもかっこよくキマッています。
00:23からスリリングさが増し、サビはノリ良く展開。
歌詞に『STEREO CRUSH』収録曲にもあった「Boom Boom」が登場します。
ギター・ソロはひん曲がりながら刺さるようなフレーズで、ドラム連打との01:41~がエキサイティング。
01;57からは低音Voによる「Hey, you」が心地良く響きます。
「Don’t Miss The Call」
DEF LEPPARD+GOTTHARD。
ゴージャスでキャッチーなサビで始まるのですが、これがDEF LEPPARDのようでワクワクします。
00:54~も高揚感が増す極上メロディで、ここもDEF LEPPARDのよう。
ニックのエネルギッシュなヴォーカルとも抜群のコンビネーションです。
キーボード(02:25~) → ギター・ソロもうまい盛り上げ方ですし、これまでにはない声質で曲名をコールする03:37~もうまい配置。
アルバムの後半に合いそうです。
「Mayday」
クリスマス・シーズンも24時間対応するスイスのファースト・レスポンダーへの感謝をこめて、2023年12月にMVが公開されました。
トピックからバラードを想像しがちですが、ダークでヘヴィな曲調の中で低音域~中音域の歌メロが展開。
MVとは異なるヴァージョンとなっています。
『STEREO CRUSH』を再構築しよう
新たに曲が揃いましたので、自分流『STEREO CRUSH』を作ってみましょう。
ちなみに私は上記のような感じ。
以下を踏まえてのプレイリストになります。
- 曲数は『STEREO CRUSH』と同じ12曲
- 『MORE STEREO CRUSH』から優先的に選曲
- 「Right Now」と歌メロが似ている「Thunder & Lightning」は断腸の思いでカット
手元にいい曲がたくさんあるとチョイスが難しい。
取捨選択の難しさを痛感させられます。