D-A-D『SPEED OF DARKNESS』

デンマークのハード・ロック・バンドによる13作目。

2019年の『A PRAYER FOR THE LOUD』以来、約5年ぶりのアルバムとなります。

ノリのいいナンバー、ヘヴィ・チューン、バラードなど、様々な曲を収録。
曲の雰囲気に応じてパフォーマンスを変えるイェスパー・ビンザー<Vo/G>がすばらしいです。

また、D-A-Dは「Sleeping My Day Away」「Point Of View」(いずれも1989年『NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS』収録)のように音の響かせ方が特徴的な曲がありますが、今回は「The Ghost」「Crazy Wings」でそれがみられます。

KISSIN’ DYNAMITEがちらつく「1st, 2nd & 3rd」や始まりがAEROSMITHの「Keep That Mother Down」もうれしい。

あとは「Automatic Survival」。
極上メロディアス・チューンで後半のハイライトです。

「God Prays To Man」

イェスパーのゆらゆらしたVoが生きます。

ほろ酔いのよう。

01:14~、01:20~のバックVoも適度にゆるくてナイスですね。

「Oh~」(02:39~) → ギター・ソロがまたいい流れで03:03からはイェスパーがかっこよく「Oh, yeah」とキメます。

ギターがラウドになってドラムが暴れるエンディング(04:13~)もエキサイティングです。

「1st, 2nd & 3rd」

ハードでリズミカル。

00:51~がKISSIN’ DYNAMITE「I Will Be King」(2012年『MONEY, SEX & POWER』収録)01:23~に通じるのでガッツポーズです。

「The Ghost」

悲哀ある旋律(00:00~)の響き具合が絶妙。

サビ(00:46~)ではイェスパーの音域が上がり、切なさが増します。

00:50~の哀愁ギターの刻みもたまりません。

「Head Over Heels」

しんみり。

歌メロが伸びる00:39~が染みます。

02:01~のギター・ソロもすばらしく、これを軸としたフレーズが以降のサビにも絡みつきます。

「Crazy Wings」

陰鬱なオーラに包まれながらミドルテンポで進行。

イェスパーがうつむき気味に歌いますが、00:43から音域が上がります。

音を響かせるのは02:34~の演奏パート。
やはり独特。
D-A-Dならではですね。

「Keep That Mother Down」

エネルギッシュな「Oh, yeah」(00:03~) → スティーヴン・タイラー<Vo:AEROSMITH>のような00:06~が最高。

サビ(00:48~)ではキャッチーな歌メロが心地良く伸びます。

ギター・ソロはドラムの連打を絡める02:18~がいいアクセント。

ダダン、ダダン、ダ~ンとなる03:23~もいい終わり方です。

「Strange Terrain」

スローでヘヴィ。

イェスパーのVoが威風堂々としていて、バックVoが絡む00:30~は「Rim Of Hell」(『NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS』収録)01:45~に通じます。

かっこいいです。

「In My Hands」

00:00からユニークな音に突っつかれ、ちょっとジワります。

イェスパーは力を抜いた歌い方ですが、サビでボルテージが上がります。

02:28から目を覚まさせられてエキサイティングな演奏パートへ。

02:49~の音がまた刺激的です。

「Automatic Survival」

後半の目玉。

ハードで温かみのある00:03~、ハーモニーが加わって歌声に厚みが増すサビ(00:56~)にグッときます。

2回目のサビの後(02:42~)にギター・ソロに流れますが、入るタイミングもソロそのものも絶品です。

タイトルとURLをコピーしました