QUEENS OF THE STONE AGE『PERFECTH』

通算9作目。

『IN TIMES NEW ROMAN…』(2023年)以来、3年ぶりのアルバムです。

QUEENS OF THE STONE AGEへの興味が強まったのは2026年8月28日にリリースされたMASTODON『MARROW DEEP』でした。

  • 『MARROW DEEP』リリース前にジョシュ・ホーミのゲスト参加を知り、QUEENS OF THE STONE AGEの旧譜を聴く
  • 「Song For The Dead」(2002年『SONG FOR THE DEAF』収録)のかっこよさにハマる
  • ジョシュが参加したMASTODON「Snakes For Dinner」の終盤が「Song For The Dead」に通じる
  • あらためて「Song For The Dead」の虜に

といった流れを経て『PERFECTH』を迎えました。

『PERFECTH』は全体的にはソフトなのですが、適度なハードさを随所にまぶした演奏とジョシュの浮遊感のある幻想的な歌が見事な化学反応を起こしています。

「It’s Only Love」

00:14~の列車に興味をそそられます。

00:40から骨太な演奏がスタートしますが、割れそうな音作りが程良く耳を刺激。

01:49~のストリングスにもそそられ、01:56~のささやかなドラムの連打も特徴的です。

そして00:14より近く… というより目の前を電車が通り過ぎる02:49~にドキッとさせられ、絶妙のタイミングで「Insignificant Other」が始まります。

「Insignificant Other」

包容力のあるギターが流れる中、ベースとドラムの重量感が心地良いです。

ジョシュの歌は音域が上がる00:30~、かすれ気味になる00:41~が独特。 
エコーがかかる02:10~もいいテイストです。

  • 神秘性が増す03:15~
  • グルーヴィになる03:30~

も聴きどころでいい感じに気分が盛り上がります。

「Where The Goth Girls At?」

ブイブイしながらゆらゆらと進み、00:50からハードになるものの、不安定さは維持。

音がはみ出す01:20~に耳が反応します。
そして01:23からはみ出しが長く続くのですがこれがまたクセになりますね。

02:48からは劇的さが加味。

その後曲中で一番ヘヴィな演奏で加速しながらエンディングを迎えます。

「Mono」

「Make It With Chu」(2007年『ERA VULGARIS』収録)を減速させたようなスタートです。

01:36~は予想外のノイズで「Where The Goth Girls At?」01:20~のような効果。

バスドラのキックのたびに耳に響く01:56~は「It’s Only Love」00:40~のように快感です。

02:23からは「It’s Only Love」01:49~のようにストリングスで刺激します。

「Sunday」

ソフトな「From The Cliff」の後に配置されるIGGY POP「Sunday」(2016年『POST POP DEPRESSION』収録)のカヴァー。

『PERFECTH』の中で一番ノリが良く、QUEEN「Another One Bites The Dust」(1980年『THE GAME』収録)のようにリズミカルです。

00:04~のギターがエネルギッシュで、音域を下げる00:17~にキリっとさせられます。

浮遊感がありながらも適度にシャキッとしたジョシュの歌唱も曲調にハマっています。

「Easy Street」

女性カントリー・ミュージシャンのニッキー・レインが参加。

包容力のあるメロディが魅力的です。

ニッキーがハモる00:44~に魅了… と思ったら、00:48~の低音にドキッとさせられ、01:02からニッキーとの歌が本格的に展開。

2番以降はきらびやかな01:27~が曲のスケールを広げてくれます。

音がフェードインして鳴り続ける02:24~も効果的です。

「Phantom Limb」

アコースティック・ギターを軸に軽快に進行。

サビでそれなりに突き上げるものの、一定の音域に境界線を敷いたようなメロディ展開が印象的です。

乾ききったギターが途切れて顔を出す02:30~、02:47~がユニーク。

視界不良気味の中でほんわかさせられる03:25~も独特です。

「Run Away From The Mob」

控えめな音でソフトに進行し、00:38から神秘さが加味されます。

このままの曲調で進んでいくのかと思っていると02:44から重厚に。

03:15~の古風かつ劇的な歌も魅力的です。

再生バーを見ながら聴くと、どのように締めくくるのか気になりますが、ドラマティックさを排したハードな演奏がピタッと止まって終わります。

「Song For The Dead」を起点に楽しみたい曲

QUEENS OF THE STONE AGEに接する際は必ず「Song For The Dead」を聴きたくなります。

「Song For The Dead」を思わせる場面がある以下の3曲も楽しみましょう。

  • MASTODON「Snakes For Dinner」(2026年『MARROW DEEP』収録)
  • BEARTOOTH「Bullshit」(2026年『PURE ECSTACY』収録)
  • METALLICA「Frantic」(2003年『ST. ANGER』収録)

MASTODON「Snakes For Dinner」は冒頭にも書いたジョシュ参加のナンバー。

ジョシュの歌が入る04:07~が「Song For The Dead」00:59~を想起させます。

BEARTOOTH「Bullshit」が収録されている『PURE ECSTACY』はMASTODONと同じ2026年8月28日リリース。

「Bullshit」は00:22~が「Song For The Dead」00:59~に通じるかっこよさです。

同日に新譜を出した2組が「Song For The Dead」に通じるナンバー。
2026年8月28日は新譜豊作であると同時に「Song For The Dead」祭りでもありました。

そして最後のMETALLICAは加速する終盤。

「Frantic」05:26~が「Song For The Dead」04:41~のようにエキサイティングで締め方も似てます。

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