SONATA ARCTICA『CLEAR COLD BEYOND』

『TALVIYÖ』以来約4年半ぶりのアルバム。

後半は減速気味なのですが、前半が充実しているので満足度は高いです。

1曲目「First In Line」から疾走し、次の「California」でさらに加速。
そして3曲目「Shah Mat」も疾走。

聴いててうれしくなります。

同じ速さで攻めるのではなく2曲目でスピードを上げるというのがいいですね。

「Dark Empath」は「The End Of This Chapter」(2001年『SILENCE』収録)から始まった「Caleb Saga」の曲。

上記の中では「The End Of This Chapter」「Don’t Say A Word」が特にクオリティが高いですが、「Dark Empath」は過去最高レベル。
ミドルテンポを基本としつつ、疾走パートも組み込ませながら極上メロディで展開します。

「First In Line」

キラキラと快走する中、哀愁ある声質のトニー・カッコ<Vo>の歌唱が映えます。

サビ(01:29~)では良質メロディが長時間続くからうれしいです。

音域が下がる02:58~がまた絶品。

トニーの力強い「black hole!」と共にきらびやかになる03:25~もかっこいい。

03:37~のヘンリク・クリンゲンベリ<Key>の音像に少しほのぼのします。

「California」

さらにスピードアップ。

トミー・ポルティーモ<Ds>はバスドラ連打。

若々しくてエネルギッシュな曲調にワクワクします。

サビ(01:08~)での透明感のあるメロディ → 01:14で音域を下げるという展開に心を打たれます。

子供の声が絡む02:55~も素敵。

03:15~のつかみどころのないキーボード+始まったと思ったらすぐ終わるコーラスも個性的です。

「Shah Mat」

シリアスで耽美的に始まり00:25からエレクトリックな演奏と共にミステリアスな女性コーラス。ここだけですばらしいです。

そして00:55から疾走し、01:22からは清涼コーラスが被さる高品質メロディ。

暗雲が垂れ込み始める(01:54~) → キラキラ/シャカシャカ(02:06~) → 女性コーラス再びという流れがまた見事です。

さらに02:39からはトニーの最高級のVo。

04:03で曲の出だしに戻り次の「Dark Empath」へつながります。

「Dark Empath」

「Caleb Saga」の曲。

00:06~にハッとさせられます。

「The End Of This Chapter」の00:28~でも笑っていましたが、今回は00:11で笑い声。

00:14からのメロディが早くも最高でしかも長時間続きます。

トニーの「So,」(00:55~)→ ムードのある歌唱もすばらしく、ここでもメロディにうっとり。

エフェクトがかかった声ではじまるサビ(01:52~)もにもドキドキします。

神聖さが加わる03:14~や、「Perfect I!」(04:06~) → 演奏パート → コーラス(04:26~)もいい構成。

トニーのVo1本 → コーラスが加わる04:59~にもやられます。

「Cure For Everything」

クールダウン…かと思いきや00:11から疾走。

勢いある曲調の中でトニーの堂々かつ伸びやかなVoが光ります。

01:33からはジリジリし始め刺激的に。

02:07~はキーボードと一緒に歌いましょう。

名曲「The Last Amazing Grays」(『THE DAYS OF GRAYS』収録)の05:04~っぽくなる03:16~もうれしいです。

「Angel Defiled」

ダークでメルヘンチックな00:00~がインパクト大。

トニーはやや挑戦的な歌い方で「ハッ!」(00:46~)や「ハッハッハ~」(01:36~)もハマっています。

サビ(01:08~)や03:20~の演奏パートなど、00:00~を軸に曲を発展させる攻めがうまい。

全体的に「X Marks The Spot」(2014年『PARIAH’S CHILD』収録)のような雰囲気が漂います。

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