クリスチャン・フィール<Vo>率いるスウェーデンのバンドによる3rdフルです。
- 2023年3月:2nd『WONDERLAND』をリリース
- 2023年4月:クリスチャンがMAGNUS KARLSSON’S FREE FALL『HUNT THE FLAME』の「Break Of Dawn」に参加
- 2023年11月:EP『INFINITY』をリリース
『WONDERLAND』から約1年ぶりの作品発表となります。
2021年のデビュー作『DELIRIUM』からメロディのセンスが光っていましたが、この『ENTITY』もさすがのクオリティ。
これまでで一番ハードな音作りで、「Path Of The Absurd」「Blinded By The Light」のように『HUNT THE FLAME』の音楽性に近い曲があるというのも興味深いです。
「Oathbreaker」
力強い00:13~がサビになります。
00:33からかっこいい語りが入り、00:50からクリスチャンが透明感のある歌声で歌い始めます。
低音域が前面に出る01:00~が渋い。
02:41~のギター・ソロもエキサイティングです。
Thirteen To One
エッジが効いた曲調の中での静と動の切り替えが秀逸。
音域が下がって哀愁度が強まる(00:56~) → ホワホワ(01:05~) → サビ(01:13~)でクリスチャンが突き上げる流れたまりません。
バックVoもとてもいいメロディです。
「Path Of The Absurd」
メロディアスでザクザク。
00:20~が名曲「Higher Ground」(2023年『WONDERLAND』収録)00:25~に通じます。
そして00:39から高揚感が増し、サビ(00:48~)でさらにテンションが上がります。
歌声を伸ばしながらのクリスチャンのパフォーマンスが最高です。
「Interlude」
近未来風の音像に包まれながら語りが進行し、「Blinded By The Light」へとつながります。
「Blinded By The Light」
「Path Of The Absurd」のようにメロディアスでザクザク。
クリスチャンのVoがとてもパワフルで01:23~での音域を上げる唱法が光ります。
ギター・ソロに入りそうな雰囲気を漂わせつつ引っ張る(02:55~) → 疾走(03:04~) → やっとギター・ソロ(03:25~)という構成もニクい。
ソロそのものもいいフレーズで始まった瞬間刺さります。
「Mayflower」
00:00~のメロディックなフレーズにやられます。
00:26からは切なさとパワフルさを兼ね備えたクリスチャンのVoが見事。
サビ(01:03~)ではベースがいい具合にはじけて、歌詞を区切る唱法が光ります。
ミステリアスさが増す(02:58~) → ギター・ソロ(03:06~)の構成もすばらしい。
「Push Comes To Shove」
静 → 動の展開。
00:20~から低音域のつぶやきがいい感じに響きます。
01:20からバンド演奏になりますが、すばらしいのは02:06~のサビ。
極上ハーモニーを伴った歌メロがドラマティックに進行し、02:08から最高級のコーラスが加わります。
「Song Of The Brave」
こちらも静 → 動。
浮遊感のあるサウンドの中でクリスチャンの歌声が響き、01:22から劇的かつハードになります。
高音域で伸びる切ない歌メロがすばらしい。
01:49~の泣きのギターも染みますし、03:21~の適度にエネルギッシュなソロも見事にハマっています。
いったんバンド演奏を引っ込めてサビを再開させる03:35~もうまいです。