JUDAS PRIEST『INVINCIBLE SHIELD』

通算19作目。

2018年の『FIREPOWER』以来、6年ぶりのアルバムとなりますが、ロブ・ハルフォード<Vo>の復帰作『ANGEL OF RETRIBUTION』(2005年)以降では一番パワフルです。

「Panic Attack」は「Painkiller」(1990年『PAINKILLER』収録)を思わせる場面があちこちにあり、さらにはHALFORD「Made In Hell」(2000年『RESURRECTION』収録)もちらつくのでガッツポーズ&笑顔になること間違いなし。

続く「The Serpent And The King」もハイトーンで攻めます。

「Bloodstone」(1982年『SCREAMING FOR VENGEANCE』収録』)を中音域で展開したような「Crown Of Horns」も見事ですし、「screaming」と「vengeance」の歌詞が登場する曲もあります。

過去の名盤/名曲を思い浮かべながら楽しめるナンバーが満載。

本編ラストの「Giants In The Sky」が、リッチー・フォークナー<G>率いるELEGANT WEAPONSの「Downfall Rising」(2023年『HORNS FOR A HALO』収録/こちらもアルバム最後の曲)に通じるというのも興味深いです。

「Panic Attack」

「Painkiller」がたくさん。

00:44~が「Painkiller」のリフ(00:17~)っぽく、02:20~は同曲の「Faster than a laser bullet~」(01:41~)のよう。

HALFORD「Made In Hell」っぽいのは02:48~(「Made In Hell」02:17~が高音域にシフトした感じ)。

ロブのハイトーンが伸びてエキサイティングなギターに流れる04:52~は「Painkiller」05:08~を想起させます。

「The Serpent And The King」

2曲目もロブはハイトーン。

「Screaming For Vengeance」(『SCREAMING FOR VENGEANCE』収録)のように進んでいき、サビではキャッチーでリズミカルになります。

歌い出しからサビに向けて高音域をキープしつつも音域を少し下げていくメロディ展開が印象的です。

「Invincible Shield」

引き続き疾走。

でもロブの音域は「The Serpent And The King」より低め。

01:15から勇壮なメロディが伸びて 、サビ(01:23~)で「invincible」を前面に出すスタイルが効いています。

03:16からはハモりながら曲名を伸ばして、その後絶品のギター・ソロ。

05:27~も似たアプローチでここではロブのVoのみ → 哀愁ギターへと流れていきます。

「Gates Of Hell」

00:42~の高音域での悲哀ギターが心に残ります。

名盤のタイトルに含まれる単語ということもあり、サビ(01:35~)では「screaming」がすぐ耳に入ってきます。
ロブの歌い方もかっこいいです。

「Crown Of Horns」

円熟味が増した「Bloodstone」(『SCREAMING FOR VENGEANCE』収録)。

ロブが歌う全パートがハイライトで、切ないメロディにグッときます。

曲の出だしを踏襲しながら程良くエキサイティングに展開するギター・ソロ(03:41~)も見事です。

「As God Is My Witness」

「Leather Rebel」(『PAINKILLER』収録)のようにギターがザクザクしていて心地良い。

ロブのVoは中音域中心で、00:47からよりメロディアスになります。

02:30から音量高めのギターが鳴り、ロブもヒートアップ。
高音を被せるスタイルがまたいいですね。

「Escape From Reality」

Voにエフェクトがかかる02:22~が特に面白く、オジー・オズボーンも一緒に歌っているかのよう(1995年『OZZMOSIS』の「Deinal」01:31~と似てます)。

ノーマル声での02:27~もオジーっぽいです。

「Sons Of Thunder」

「Escape From Reality」とは対照的。

00:46から高揚感が増し、サビで曲名を勇ましくコールします。

「Breaking The Law」(1980年『BRITISH STEEL』収録)のようなオーラの中にダイナミズムが宿ります。

「Giants In The Sky」

ELEGANT WEAPONS「Downfall Rising」のような本編ラストです。

サビ(01:05~)ではロブが堂々と曲名を歌います。

頼もしい。

02:56~もいいアクセント。

04:35~のロブがまた圧巻です。

「Fight Of Your Life」

ハイトーン → 中音域で哀愁メロディ(00:56~)のロブのパフォーマンスが映えます。

ギター・ソロに入る02:20~は「Never The Heroes」(2018年『FIREPOWER』)03:00~をドライにした印象です。

「The Lodger」

ドラマティックな音像の中でギターが泣きます。

サビ(00:57~)ではこれまた名盤の単語「vegeance」。

高音域で美しい歌メロが胸に響きます。

音量小さめのロブが左右交互の02:16~も面白いです(エンディングでも再登場)。

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