EMPERORのフロントマン、イーサーンのソロ8作目。
イーサーンはヴォーカルに加え、ギター、ベース、キーボードもプレイ。
絶望に満ちた暗黒サウンドの中でイーサンの苦悶グロウルと悲哀クリーンVoが響き渡ります。
狂気と美が絶妙にブレンドされていて、楽曲の中にインパクトのあるフレーズを配置して惹きつけるアプローチが本当にうまい。
力作です。
「Cervus Venator」
壮大な序曲。
意外にも暗くないです。
「The Promethean Spark」
00:02~が「Arcana Imperii」(2018年『ÁMR』収録)00:01~のようにクセになります。
硬質でグルーヴィ。
02:26~の演奏パートもエキサイティングです。
「Pilgrimage To Oblivion」
始まった瞬間吹き飛ばされます。
以降、シンフォニックな音像で暴虐的に突進。
02:52~のクリーンVoが冴え、03:06からグロウルを重ねる攻めがまた見事です。
「Twice Born」
段階的に迫ってくる00:18~がスリリング。
サビ(01:17~)では劇的サウンドとグロウルの相性が抜群です。
エンディングでは00:18~が少しだけ登場します。
「A Taste Of The Ambrosia」
メランコリックな音像の中で苦悶Voが映えます。
02:05からドン! → 03:02からカオスになります。
「Anima Extraneae」
壮麗な小曲。
闇空間に光が差し込みます。
「Blood Trails To Love」
クリーンVoによるサビ(01:50~)が絶品。
刺激的な03:00~に「何?何?」となります。
「The Distance Between Us」
クリーンVoがメイン。
薄暗い歌メロにうっとりします。
「At The Heart Of All Things Broken」
9分台の大作です。
前半は美しく包容力があるクリーンVo。
02:47からグロウルが重なり、重厚な演奏。
04:53からドン!ドン!となり、スリリングさが増します。
が、05:48から優しくメロディアスになります。
「Sonata Profana」
不穏なラスト。
「Cervus Venator」「Anima Extraneae」とは対照的な小曲でアルバムを締めくくります。