2023年作『MEGALOMANIUM』の続編。
『MEGALOMANIUM』のオープニング「The Hardest Part Is Losing You」は哀愁メロディの曲でしたが、続編はガッツある「Apocalypse Blues」で幕を開けます。
以降も極上メロディのナンバー多数で、前作『MEGALOMANIUM』に通じる場面もあり。
さらに今回は高品質なバラードが2曲あります。
前作にはバラードがありませんでしたから、これはうれしいですね。
IもIIも傑作ですので、本作を聴き終えた後には『MEGALOMANIUM』が聴きたくなりますし、『MEGALOMANIUM』を聴いたらまた『MEGALOMANIUM II』が聴きたくなるというループ効果があります。
『MEGALOMANIUM』以前の名曲「Mary Leigh」「Black Rain」を思わせる「Falling To My Knees」「One In A Million」があるのも大きなプラスです。
「Apocalypse Blues」
刺激的な音が迫ってきてスタート。
00:06~のハイテンションなエリック・モーテンソン<Vo>に燃えます。
サビ前の00:44~が「I Don’t Get It」(『MEGALOMANIUM』収録)00:48~に通じ、かけ声と共に注意を引く02:16~もうまいです。
「The Spark」
アンドロイドっぽい日本語でスタート。
重厚でリズミカル。
サビ(00:48~)では安心感のある歌メロが堂々と繰り広げられます。
02:08~でのエリックが荒々しくて新鮮です。
「Falling To My Knees」
「1, 2, 3, 4」のカウント → 名曲「Mary Leigh」(2019年『PARADIGM』収録)を思わせる流れを踏みます。
00:46からテンションがグ~ンと上がり(すばらしい切り替え)、ガッツあるメロディがわりと唐突に展開。
サビで曲名を歌い終わる前に「Mary Leigh」風に戻る01:04~もすばらしいです。
「All I Want」
前作のキラー・チューン「Got It!」に郷愁感を加えた曲調。
伸びのあるサビ(00:43~)がかっこいいです。
00:17~、00:54~、02:05~、02:49~など、バックVoの加え方も見事です。
「Still My Hero」
こちらは「One Step Closer To You」系。
メロディそのものは「All I Want」同様、ノスタルジックです。
00:00~のエコーのかかり具合が心地良く、曲中の02:04~、02:45~でもこのアプローチが生きます。
「Dive Into You」
前作にはなかったバラード。
01:12~が最高に感動的で、エリックのリードVoに続くバックVo(01:35~)も素敵です。
そして02:56からは泣きのギター・ソロ。
すばらしいです。
「Until The War Is Over」
00:00~が「Run For Cover」(2021年『WIRED』収録)00:15~を土臭くしたようなフレーズ。
夕日に照らされた「Run For Cover」といった感じ。
00:53で一瞬止まって、どっしりとしたサビへ流れていくところがかっこいいです。
「To Say Goodbye」
もう1つのバラード。
前作の「So Long, Farewell, Goodbye」とタイトルが似ていますが、対照的な曲調です。
01:09~が特にすばらしく、ハードな演奏と共に感動的なメロディが胸に響きます。
泣きの要素を抑えた02:34~がまたいい変化球。
03:19~のバックVo、03:27~のエリックの熱唱もいい流れです。
「One In A Million」
名曲「Black Rain」(2017年『MONUMENTUM』収録)をミドルテンポにシフトしたようなラスト。
歌メロ全体に「Black Rain」のオーラが漂っているのがたまりません。
01:18~、01:27~なんかは「Black Rain」01:31~に通じます。
サビ(01:34~)も力強く、勇壮な02:59~、03:38~もエキサイティング。
04:15から加速します。