オリジナル・シンガーのアレックス・ヴァルカッツァス<Vo>が『IN OUR WAKE』(2018年)を最後に脱退。
『BAPTIZE』(2021年)からは、
- ドラムとクリーンVoを兼任していたブランドン・サラーがキーボード兼クリーンVo
- ポーター・マックナイト<B>がスクリーム
- ドラマーにカイル・ローザ<Ds>
という体制になりました。
以降は下記をリリース。
- 『THE BEAUTIFUL DARK OF LIFE』(2023年)…既発のEP3枚分+初出の「Insomnia」「Dancing With My Demons」「The Beautiful Dark Of Life」
- 『THE CURSE 2025』(2025年)…『THE CURSE』(2004年)の再録
初出の曲が多く構成される作品としては『BAPTIZE』以来となります。
アグレッシヴさを重視しながら高品質のクリーンVoで魅了するスタイルが秀逸。
「Dead」「All For You」なんかはハーモニーを加えるタイミングもすばらしいです。
美しさと激しさが同居した「Ego Death」も見事ですし、SOULFLYのマックス・カヴァレラが参加した「Children Of Light」も迫力満点。
先行公開曲(「Dead」「All For You」「Ego Death」「Children Of Light」)以外も高品質なものばかりで、「In The Dark」ではサックスが聴けます。
「The End Is Not The End」「Dead」
スクリームと重厚な演奏が哀愁を漂わせる序曲「The End Is Not The End」から「Dead」へ。
「Dead」はスクリーム&疾走 → クリーンVoによるサビの流れを踏み、サビは01:01~のバックVoがたまらなく、メロディも響きも最高です。
02:05からの悲壮感漂うアコースティック・ギターもすばらしい。
後ろでエレキギターがかすかに鳴っているがまたいいですね。
02:48から再度疾走し、哀愁ギター・ソロが始まります。
「Break Me」
グルーヴ感満点の演奏とヒステリックなスクリームを軸に進行し、00:30~からは混沌とさせながら畳みかけます。
そしてクリーンVoのサビへと移行。
最高にかっこいいです。
和風気味の音を響かせる00:56~、ドラマティックさを加味させる02:21~もいいスパイスです。
「All For You」
極上のサビでスタート。
00:19からブランドンのリードVoが入りますが、歌い出しがまたすばらしい。
サビ前にいったん引く00:40~もいいアクセントで、曲名を歌うところでゴージャスなバックVoを加えるアレンジも最高です。
01:05~のスクリームも絶妙のタイミングですし、高音ヴォーカル+リード・ギター(02:47~)もたまりません。
「Ghost In Me」
スクリーム → クリーンVoの順に進みますが、クリーンVoが入った瞬間グッときます。
そして00:49~でスクリームが再度来たときにはキリッとさせられる。
切り替えのタイミングが最高です。
01:37~もいいですね。
スローになって01:46からは不穏な空気が漂います。
「Glass Eater」
スクリームとクリーンVoを短いタイミングで繰り返した後、00:43~で静かになりクリーンVoを響かせます。
そしてクリーンVoが伸びてから、演奏パートになるのですが、ここがたまらない。
哀愁ギターがジワジワと浸透してきます。
音域を上げての02:38~もすばらしいですし、エネルギッシュになる02:58~にさらに燃えます。
「Wait My Love, I’ll Be Home」
全編クリーンVo。
ブランドンが悲哀に満ちたメロディを歌います。
そして、どんよりしながらも美しさを伴った01:41~が魅力的。
ブランドンの熱量アップ(03:02~)→ 音域を上げての切ない歌 → 泣きの高音域ギター(03:19~)も見事で、歌声を伸ばしながらソロに移るところにセンスを感じます。
「Ego Death」
スクリームと共にアグレッシヴに進行しますが00:38~が最高です。
フワフワする中でクリーンVoが舞い、その後重厚でノスタルジックな歌メロが展開。
スクリーム(01:21~) → 曲名をコール → グルーヴィな演奏にもテンションが上がります。
「Children Of Light」
SOULFLYのマックス・カヴァレラが参加。
SOULFLYに通じるドコドコした始まりで、ドラムのパターンは異なりますが、ちょっと「Totem」(2022年『TOTEM』収録)に通じます。
ブランドンのヴォーカルが入るといったん激しさが後退。
01:23~の歌が心地良く響き渡り、01:52から再度ドコドコします。
そして02:05からマックスが登場。
ブルータルでかっこよく、存在感がハンパないですね。
04:04~怒涛の攻めも圧巻でマックスの雰囲気にぴったりです。
「In The Dark」
途中までは「普通に激しい」といった感じなのですが、サックスが入る01:56~がおすすめです。
02:18~の重厚な歌声も最高ですね。
メロディもすばらしい。
そして02:41から再度サックスで魅了してくれます。
同日に『THE GHOST OF A FUTURE DEAD』をリリースしたAT THE GATESも前作『THE NIGHTMARE OF BEING』(2021年)の「Garden Of Cyrus」でサックスをフィーチャーしてました。
「Break The Glass」
スクリーム → クリーンの王道的な流れを踏みますが、サビの後半(01:13~)は低音域で魅せます。
03:04~はジリジリした「Black Sabbath」(1970年『BLACK SABBATH』収録)のよう。
そして03:46からは最後の曲らしい壮大な歌メロが繰り広げられます。