アメリカのバンドによる3rdフル。
メンバーは以下の5名で、女性シンガー+男性4名で構成されます。
- Amanda “Eva Marie” Lyberg<Vo>
- Rob Lyberg<G>
- Chris Slapnik<G>
- Ed Gawlik<B>
- Dave Miller II<Ds>
作品をリリースするたびにメロディのインパクトが増しており、『LOVE, DRUGS & MISERY』デラックス盤(2023年)にはJOURNEY「Separate Ways (Worlds Apart)」(1983年『FRONTIERS』収録)、BLACK SABBATH「War Pigs」(1970年『PARANOID』収録)のカヴァーも収録されていました。
Eva Marieの歌はリジー・ヘイル<Vo/G:HALESTORM>のようにエネルギッシュでワイルド。
今作もメロディが充実していて、しかも1曲目からHALESTORMです。
アルバム・タイトル曲にはマリア・ブリンク<Vo:IN THIS MOMENT>がゲスト参加しています。
「Awakening」
躍動感のある始まりにワクワクさせられ、本編はシャープに進行。
サビでは切ないながらも力強さを伴った歌メロが展開します。
01:38~がHALESTORM「I Miss The Misery」(2012年『THE STRANGE CASE OF…』収録)00:04~のよう。
- 連打と共にいったん歌を緩める01:55~
- 力をこめる02:10~
- ヘヴィな02:12~
にも引き込まれます。
「My Own Name」「Survive My Scars」
「My Own Name」は混沌とした中でのモダンなギターがクール。
ドコドコしながらオーラを弱めるVo(00:32~) → メロディアスなサビがかっこいいです。
「Survive My Scars」はDISTURBED「Hey You」(2023年『DIVISIVE』収録)のようなスタート。
ゆがみながら途切れる00:20~が特徴的で、サビではエネルギッシュな歌がクリアな声で伸びていきます。
静かになってからの02:06~も素敵なメロディです。
「Villainous」
マリア・ブリンク<Vo:IN THIS MOMENT>がゲスト参加。
機械的な男性の声による曲名(00:06) → ヘヴィな演奏がいい刺激です。
サビのメロディ展開が「Comatose」を思わせ、曲名が前面に出る00:57~がいいアクセント。
00:57~はIN THIS MOMENT「Sleeping With The Enemy」(2026年)01:19~にも通じます。
「Hey!」(01:54~) → ミステリアスさが加味される02:05~もすばらしいです。
「The Words You Say」「Don’t Say I’m Ok」
「The Words You Say」はHALESTORM「Amen」(2015年『INTO THE WILD LIFE』収録)っぽい始まり。
「beautiful」(00:30~)の伸ばし方が歌詞どおりきれいで、Eva Marieの歌声そのものにも適度が力強さが感じられるのが魅力です。
「Don’t Say I’m Ok」はジリジリしながらノリ良く進行。
曲名が前面に出て躍動感のあるサビに移行する構成がかっこよく、02:00~のスクリームにも燃えます。
02:13~のドラムの暴れっぷりもいいですね。
「Dark Soul」「Gasoline」「Murder Scene」
「Dark Soul」はミステリアスでリズミカル。
サビで曲名の「Dark」だけ音域を上げるEva Marieが個性的です。
「Gasoline」は間隔を置きなたらゆがんだハーモニーを加える00:18~がいい刺激。
哀愁を感じさせながらもエネルギッシュに展開するサビが最高です。
「Murder Scene」は2回目サビの直後に切なさを漂わせる01:44~が魅力的。
02:11~でいったん静かになって、弾力性のあるベース(02:17~)を機にハードさを取り戻す構成にも引き寄せられます。
「Safe Word」「Teeth」
「Safe Word」は歌声が前面(00:34~) → メロディアスなサビにドキッとさせられ、00:58~の連打が適度に刺激的。
スケールの大きいバックVoが加わる01:51~もスリリングです。
「Teeth」はメルヘンチックに始まるも本編は緊迫感のある展開。
サビではエモーショナルに突き上げて、00:52~で力を弱める唱法がハマります。
「A Violent End」
アグレッシヴなラスト・ナンバー。
Eva Marieは00:18~の歌い出しからすごい存在感で邪気を吐き出しているかのようです。
サビではミステリアスな00:46~ → 「Violent」と「End」を区切りながらの歌が絶品。
02:13~の不気味な声もいいテイストです。
そして03:19から目が覚めるようなスクリーム。
エンディング間近ということもあり、ものすごいインパクトです。