アメリカのヘヴィ・ロック・バンドによる15作目です。
『TRUTH KILLER』(2023年)以来、約3年ぶり。
SEVENDUSTはこれまで長くても3年に1枚アルバムを出していて、一緒によくツアーをしているALTER BRIDGEのようにリリース・ペースを保っています。
演奏は硬質でダイナミック。
ラジョン・ウィザースプーンのヴォーカルもワイルドで弾力性があり、メロディアスなパートもかっこよくキメてくれます。
2018年『ALL I SEE IS WAR』からのアルバムを手掛けているマイケル“エルヴィス”バスケットが今回もプロデュースを担当しています。
「One」
ミステリアスでヘヴィ。
伸びやかに展開する切ないサビがたまりません。
ラジョンの歌と共に演奏を伸ばす02:26~にワクワクさせられ、エモーショナルなギター・ソロへと移行。
浮遊感を漂わせる03:02~がまたいいアクセントです。
「Unbreakable」
物悲しいピアノ → 美しい歌メロ(サビ)によるスタートがすばらしいです。
00:45からはヘヴィな演奏と共にラジョンが徐々にテンションを上げていって、再びサビ。
いい緩急のつけ方です。
警戒心を煽る02:53~ → ドカンとなる02:58~もスリリングです。
「Is This The Real You」
キャッチーな00:28~が心地良く響きます。
ささやき(00:38~) → テンション高めに吠える → サビもうまい盛り上げ方。
サビでは曲名をゆっくりとリズミカルに歌い上げるパフォーマンスがキマッています。
「Unbreakable」に続き、この曲でも警告的ギターで刺激(02:03~、02:51~)。
02:03~は『TRUTH KILLER』のキラー・チューン「Fence」02:25~のような緊張感ですし、02:51~は直後にサビに戻る構成がかっこいいです。
「Threshold」
「Unbreakable」のようなメロディで進む中、ドドドン(00:41~) → 警戒ギターが刺激的です。
1回目よりも音域高めで吠える01:29~もいいスパイス。
音の伸ばし(01:59~) → ヘヴィな演奏パート → 音の伸ばし再び(02:26~)、引っ張りながら適度に畳みかける03:12~にも惹きつけられます。
「We Won」
00:07~のギターがトリッキーです。
サビではきれいなハーモニーと共に音域が上下するメロディが魅力的。
ラジョンの声が前面に出る01:11~がまたいい響きです。
00:07がよりエネルギッシュになったようなギターを軸にドコドコする02:14~もうまいアレンジで、やや音量低めでサビを組み込ませる02:26~にもセンスを感じます。
「Construct」
爆発力があってリズミカル。
フワフワする00:57~がいいアクセントになっていて、その後メロディックなサビへ移ります。
02:29~のスネアの連打に気持ちが引き締まり、控えめにドコドコする03:04~には適度にゾクゾクさせられます。
03:39からは高音域のピリピリしたギター。
エンディング前にテンションを上げる効果的な攻めです。
「The Drop」
変幻自在なギターを軸に進行し、サビではソフトな高品質メロディが展開します。
2回目のサビは1回目よりも多く繰り返され、02:20~がまたすばらしい。
それまでからは考えにくい清涼感のあるメロディに魅了され、02:38からはトリッキーなギターが前面に出始めます。
03:33~もいいですね。
「Construct」同様、エンディング前に刺激を加えます。
「Blood Price」
ラジョンの野性的なヴォーカルがかっこいいです。
サビはメロディックに進行していきますが、直後に再び野性的になる01:02~が見事な切り替え。
低音で吠える(02:08~) → ヘヴィなギター(02:23~) → ギター・ソロもすばらしい構成で、ソロは02:40から哀愁度が増します。