BEARTOOTH『PURE ECSTACY』

ケイリブ・ショーモ<Vo>がATTACK ATTACK!脱退後に始めたBEARTOOTH。

デビューEP『SICK』(2013年)、1stフル『DISGUSTING』(2014年)、2ndフル『AGGRESSIVE』(2016年)のレコーディングではケイリブが全パートをやっていましたが、3rdフル『DISEASE』(2018年)からはバンド体制で制作しています。

本作は6作目で『THE SURFACE』(2023年)以来、約3年ぶりのアルバム。

アグレッシヴな演奏とスクリームで攻めながら高品質なクリーンVoで魅了するスタイルがハマっていて、1曲目「Pure Ecstasy」から虜になります。

そしてQUEEN OF THE STONE AGEに通じる「Bullshit」が想定外のかっこよさ。

同日にリリースされたMASTODON『MARROW DEEP』にはQUEEN OF THE STONE AGEのジョシュ・ホーミが参加していましたが、MASTODONに引き続き、このBEARTOOTHでもQUEEN OF THE STONE AGEに通じる魅力を堪能できます。

「Pure Ecstasy」「Eyes Closed」

「Pure Ecstasy」はスクリームのみ(00:42~) → クリーンVoのサビがキマッていて、サビでは絶品メロディによってそれまでの緊張感が和らいでいきます。
スローでヘヴィな中、ミステリアスかつ劇的な音で突っつく02:37~も効果的です。

「Eyes Closed」はクリーンVo主体でメロディアスに進んでいきますが、スクリームのみ(02:06~) → ジリジリしながらよりアグレッシヴになる展開がアツい。
02:12~では一瞬ブルータルになり、02:17~は「Riptide」(2023年『THE SURFACE』収録)02:15~のように刺激的です。 

「Pure Ecstasy」も「Eyes Closed」もスクリームを機に引き込ませるアプローチが上手です。

「Bullshit」

ヘヴィな00:22~がQUEEN OF THE STONE AGE「Song For The Dead」(2002年『SONG FOR THE DEAF』収録)00:59~のようで最高。

ケイリブのヴォーカル → 「Song For The Dead」的なギターが繰り返され、高品質なクリーンVoのサビへとつながっていきます。

01:43~、01:48~~のドラミングもエキサイティング。

小さい声でのカウントダウン(02:30~) → スクリーム → 刺激的な演奏パートもすばらしいです。

「Beautiful Again」「Stadiums」

「Beautiful Again」はメロディックな前奏にKO。
00:37~で引いてどんどん声が小さくなり、安堵感のあるサビに流れていく構成がたまりません。

「Stadiums」は弾力性のある演奏がクールでサビはクリーンVoでメロディアスに進行…なのですが、その後の01:02~が全くの予想外。
奇妙な「Oh my God」がツボです。
エンディングはちょっと大団円的ですので、ここまでが前半ととらえることができます。

「Free」

ゆらゆらしながら上下するサビが独特で、DEGREED「Resist The Urge」(2023年『PUBLIC ADRESS』収録)00:00~のような魅力があります。

途中に挟む00:55~のスクリームも効果的。

  • 適度にヒートアップさせてくれるメロディックなギター(02:01~)
  • 連打(02:07~)

と段階的にテンションを上げていくところもさすがです。

「Sorry」

一緒に手拍子したくなるオープニング。

00:10~のカンカンも心地良く、00:20からスクリームと共に攻撃的な演奏に入ります。

弱めの異なる声が交互に登場(01:03~) → ゴージャスなサビも上質。
曲名を伸ばすメロディがいいですね。

ガツンとなってジリジリする02:47~もかっこいいです。

「Lose You To Find Me」

トントンさせながら郷愁を感じさせる00:00~にワクワクさせられます。

そして00:30~から躍動感のある極上メロディ。
曲名の「Lose You」と「To Find Me」を分けて歌う00:42~がまたいい伸ばしです。

02:00から徐々に歌のテンションを上げて、スクリーム気味になる02:16~もいい突き上げ。

高音域で躍動感のあるギター・ソロにも気持ちが上向きます。

「You」「For Me By Me」「I Made It」

「You」はスクリーム主体でアグレッシヴに進行。
そしてサビではBRING ME THE HORIZON「Top 10 staTues tHat CriEd bloOd」(2024年『POST HUMAN: NeX GEn』収録)のような高品質メロディが展開します。

「For Me By Me」は曲調から少し浮いた00:33~の歌が独特。
02:42~のメロディックなギターも心地良い突っつきで、最後は目が覚めるようなスクリームで終わります。

「I Made It」は温かみがあってノスタルジック。
優しい空間でシャープに刻み込まれる01:08~がまたいいテイストです。

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