STRYPER『THRONE OF THORNS』

『WHEN WE WERE KINGS』(2024年)以来のオリジナル・アルバムです。

2025年にはクリスマス・アルバム『THE GREATEST GIFT OF ALL』(伝統的なクリスマス・ソング5曲+オリジナル5曲)も出しています。

『NO MORE HELL TO PAY』(2013年)以降、3年以内に1枚という堅調なペースでオリジナル・アルバムをリリース。

『EVEN THE DEVIL BELIEVES』(2020年)から同じ下記ラインナップです。

  • マイケル・スウィート<Vo/G>
  • ロバート・スウィート<Ds>
  • オズ・フォックス<G>
  • ペリー・リチャードソン<B>

ただ、今回はオズはレコーディングに参加しておらず、ギターは全てマイケルがプレイしています(ソースはBLABBERMOUTH.NET)。

『FALLEN』(2015年)からのラフな音作り+神聖な歌を今作でも継承。

前々作『THE FINAL BATTLE』(2022年)の「See No Evil, Hear No Evil」、前作『WHEN WE WERE KINGS』(2024年)の「When We Were Kings」のようにアルバム前半にスローなキラー・チューンがあるのも魅力の1つですが、今回は「Here In Your Heart」がそれに該当します。

「Throne Of Thorns」

『WHEN WE WERE KINGS』の「End Of Days」のようにロバートのかっこいいドラム連打からシャープな本編へと流れていきます。

サビではSTRYPERならではの清らかな歌メロが展開。

そして00:59~の「higher」が絶妙で、力を込めて伸ばすマイケルの唱法が見事にハマっています。

ロバートがドコドコさせる01:56~、03:02~もいい響きです。

「Here In Your Heart」

「See No Evil, Hear No Evil」や「When We Were Kings」に通じるスロー・ナンバー。

00:01~のギターがヘヴィで心地良いです。

要所要所の分厚いバックVoがいいテイストで、00:37~のストリングスがまたスリリングさを増幅させます。

サビの終わりにバックVo(01:01~)も見事な配置。

ギターがムードを変えて警告的になる02:27~ → サビにも引き込まれます。

マイケルがパワフルに最後の「Heart」を歌い、00:01~に戻って締めるエンディングも最高です。

「Falling」

ロバートのドラム連打(00:00~) → エネルギッシュなギターにワクワクさせられ、後にサビとなる00:17~に心が洗われます。

マイケルのリードVoが始まってからの00:45~もいいですね。

ギター・ソロは徐々に泣きを強めていきながらも02:29からエネルギッシュに展開。
02:37~の高音域がアツいです。

「I’m Alright (I’m Okay)」

鋭角的でノリがよく、曲名をきれいな声でゆっくり歌う00:34~に魅了されます。

01:43~のマイケルのハイトーンもエキサイティング。
その後ギター・ソロになりますが、ハモる01:57~が心地良く、熱量が上がる02:08~に胸が高鳴ります。

サビのメロディにロバートの連打を被せる02:55~もうまいアレンジです。

「Waiting For You」

「Here In Your Heart」のようにスロー。

ヘヴィでありながらもちょっと渋いです。

ロバートがドンドンさせる00:23~が程良い刺激で、本編ではマイケルの甘いヴォーカル → 神聖なサビがハマります。

曲の雰囲気とは対照的に高音域で始まるギター・ソロもインパクトがあり、速弾きになる02:45~もうまい盛り上げ方です。

「Carry The Flame」「Hollywood」「Beautifully Broken」

「Carry The Flame」はグルーヴィでリズミカル。
00:44~が「Throne Of Thorns」00:40~のような高揚感で、その後共感性のあるメロディが展開していきます。

そしてその後に「When We Were Kings」を思わせる2曲。

「Hollywood」は「When We Were Kings」っぽい始まり方で、00:12~のギターが心地良く浸透します。
サビでは高音域かつ絶品のハーモニーで曲名を2回歌うスタイルがハマっています。

「Beautifully Broken」は02:00~のリード・ギターが「When We Were Kings」00:11~に通じ、その後も「When We Were Kings」をにおわせながら進行。
マイケルのハイトーン(02:20~)を機にエネルギッシュになる展開も秀逸です。

「Ashes To Roses」

00:10~にホッとさせられます。

そして00:20からマイケルが優しく歌い始め、00:57から音域が上がっていきます。

そしてサビではさらに高い音域。

徐々に力強さを加えながら突き上げていくマイケルがすばらしいです。

ギター・ソロも最高。
高音域によるスタートの02:30~が刺さり、音域が下がる02:40~にグッときます。

「Alone Again」

アルバムの中では異色のナンバー。

どっしりとした演奏がかっこよく、奇怪さと心地良さが同居した00:10~がいいテイストです。

マイケルがゆがみながら歌い出す00:19~も新鮮。

00:39からはSTRYPERならではの美しい歌声が加わります。

それまでからは考えにくい音質と音域による01:46~も絶妙のタイミング。

そして02:05からは音域を下げて哀愁度を強めるという極上の展開です。

「Shadowbreaker」

アップテンポのラスト。

曲名が含まれる00:45に気分が高まります。

ギター・ソロが始まる際にはいったん減速し、エモーショナルなフレーズ。
そして02:25~からテンションを上げていきます。

ソロ後のヘヴィな伸ばし(02:53~) → ロバートの連打も見事な組み込み。

さらにエンディング付近の03:42~では2026年でリリース40周年を迎える『TO HELL WITH THE DEVIL』(1986年)のラスト「More Than A Man」の04:26~がちらつきます。

『TO HELL WITH THE DEVIL』40周年

ということで、2026年で40周年となる名盤『TO HELL WITH THE DEVIL』も振り返りましょう。

『TO HELL WITH THE DEVIL』30周年の2016年には同作を全曲演奏していました。

2026年10月24日が『TO HELL WITH THE DEVIL』からジャスト40年となりますので、特にこの日は『TO HELL WITH THE DEVIL』と、リリースから約1か月となる『THRONE OF THORNS』を一緒に聴くと気分が盛り上がること間違いなしです。

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