IN FLAMESの14作目『FOREGONE』のレビューです。
2023年2月10日にリリースされました。
プロデュースは2016年12作目『BATTLES』、2019年13作目『I, THE MASK』を手掛けたハワード・ベンソン。
2002年6作目『RETOUTE TO REMAIN』以降の集大成的内容で、満足度が高い作品に仕上がっています。
以下の太字8曲がおすすめです。
- The Beginning Of All Things
- State Of Slow Decay
- Meet Your Maker
- Bleeding Out
- Foregone, Pt. 1
- Foregone, Pt. 2
- Pure Light Of Mind
- The Great Deceiver
- In The Dark
- A Dialogue In B Flat Minor
- Cynosure
- End The Transmission
- アンダース・フリーデン<Vo>
- ビョーン・イエロッテ<G>
- クリス・ブロデリック<G>
- ブライス・ポール<B>
- タナー・ウェイン<Ds>
1. The Beginning Of All Things
- 00:00~ 切ないアコースティック・ギター
- 00:22~ ストリングスが入って悲壮感が増す
「Alias」(2008年9作目『A SENSE OF PURPOSE』収録)の02:33~のような雰囲気のイントロです。
2. State Of Slow Decay
- 00:16~ 2006年8作目『COME CLARITY』の1曲目「Take This Life」のように疾走
- 00:40~ もがき苦しむかのようなアンダースのグロウル
- 01:28~ 演奏が劇的になり、アンダースのグロウルがブルータルに
- 01:44~ ドライかつメロディックなギターが染みる
- 02:00~ テンポがスローになりサビへ。勇壮でキャッチー。かっこいい
- 03:06~ 2回目のサビ。一瞬キーボードが前面に出てドラマティックさが加味
3. Meet Your Maker
- 00:07~ 目が覚めるようなターナーのドラム
- 00:10~ 『REROUTE TO REMAIN』の「Trigger」のような攻め
- 00:44~ ライド・シンバルがキンキン響く
- 00:57~ 歌メロの展開が『A SENSE OF PURPOSE』の雰囲気に通じる
- 01:06~ バックの演奏は「Cloud Connected」(『REROUTE TO REMAIN』収録)っぽい
- 03:42~ 『A SENSE OF PURPOSE』の1曲目「The Mirror Truth」っぽく畳みかける
4. Bleeding Out
- 00:00~ 「Deliver Us」(2011年10作目『SOUNDS OF A PLAYGROUND FADING』収録)のような刺激的なサウンド
- 00:06~ ターナーのダイナミックなドラムが入ってエレクトリックな演奏に。アンダースはクリーン → グロウル → クリーン
- 01:12~ サビ。クリーンVoによる切ない歌メロ。「Wallflower」(2016年12作目『BATTLES』収録)のサビ(03:32~)を想起
- 02:37~ リズミカルかつパワフルなドラムを軸とした演奏パート → エネルギッシュなギター・ソロ
- 03:27~ サビに重なる高音ヴォーカルが胸に響く
5. Foregone, Pt. 1
- 00:05~ アンダースのブルータルなグロウルと共に突進。迫力満点
- 01:07~ キャッチーなコーラスが加わり、緊張がほぐれる
- 01:22~ レトロな空気に包まれる。ここも『A SENSE OF PURPOSE』のよう
- 02:08~ キーボードが入り劇的に
- 02:22~ ギター・ソロ。哀愁度が増す02:37からが特におすすめ
- 03:05~ 再び突進
7. Pure Light Of Mind
- 00:00~ アコースティック → エレクトリック&メロディックに展開。ギター・フレーズが染みる
- 00:36~ アンダースがソフトに歌い始める
- 01:00~ ギターが泣く → クリーンVoによる切ない歌メロ。グロウルも重なる
- 01:21~ グロウルがいったん前面に出て、クリーンVoによるサビ。エモーショナルな歌メロにやられる
- 03:47~ 3回目のサビ。03:59からは哀愁ピロピロなギター
8. The Great Deceiver
- 00:00~ シャープかつメロディックなギターを主軸に疾走
- 00:34~ スローでヘヴィに。アンダースは通常グロウルとエフェクト処理の声を交えたパフォーマンス。要所要所でキーボードがいい感じに楽曲を照らす
- 01:05~ 疾走再開してサビ。哀愁が感じられるグロウル
- 01:33~ バスドラの連打と共に「The Mirror’s Truth」のような流れ
- 02:16~ ヘヴィ → メロディック → ヘヴィな演奏
- 02:49~ 『A SENSE OF PURPOSE』の「Disconnected」(02:29~)っぽい
10. A Dialogue In B Flat Minor
- 00:00~ アンダースが腹の底から声を吐き出す。「I, The Mask」(2019年13作目『I, THE MASK』収録)っぽいスタート
- 00:21~ 演奏にグルーヴ感が増す。00:30からはキーボードも聞こえてきてワクワク
- 01:06~ 『I, THE MASK』の「I Am Above」(00:32~)を彷彿。アンダースは徐々にブルータル濃度を薄めてクリーンVoに
- 01:33~ サビ。高音域のクリーンVoによるメロディがグッとくる
- 02:56~ ギター・ソロ。最初は速弾き → メロディアスに
コメント