ELEGANT WEAPONS『HORNS FOR A HALO』

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リッチー・フォークナー<G:JUDAS PRIEST>、ロニー・ロメロ<Vo>、レックス・ブラウン<B:PANTERA>、スコット・トラヴィス<Ds:JUDAS PRIEST>によるELEGANT WEAPONSのデビュー作『HORNS FOR A HALO』のレビューです。

2023年5月26日にリリースされました。

ワクワク要素がたくさん詰まった作品です。

  • DIO、ALICE COOPERを思わせるパートあり
  • ロニー、情熱の歌
  • リッチーのギター・ソロはスラッシュ<G:GUNS N’ ROSES, SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS>を思わせるドライなサウンドで、エキサイティングなプレイを展開
  • 随所で前面に出るリズム隊
  • スローな曲/パートが予想外のかっこよさ

聴いていると、4人が演奏を楽しんでいる光景が浮かび上がります。

以下の8曲がおすすめです。

1. Dead Man Walking

  • 00:00~ ドラマティックでちょっと泣きが入ったスタート
  • 00:20~ ハードなギター・リフ
  • 00:27~ ロニーが中音域で歌い始める
  • 00:34~ スコットが程良くダイナミックにドンドン
  • 01:01~ 心地良いハーモニー

  • 03:15~ ロニーのエキサイティングな「fire!」 → スコットのドラムがいい感じに暴れる
  • 03:20~ リッチーのギターとロニーの歌が交互に
  • 03:56~ ギター・ソロ。音質はドライ、ソロそのものは熱い。メロディック度が上がる04:16からが特におすすめ

最初からかっ飛ばすのではなく、加速する次の「Do Or Die」に向けてエンジンを温めている感じ。

いいオープニングです。

2. Do Or Die

適度な疾走感が心地良いHMナンバー。

シャープでかっこいいです。

  • 00:00~ DIOの「Stand Up And Shout」(1983年1st『HOLY DIVER』収録)っぽい
  • 00:09~ 弾力性のあるレックスのベース
  • 00:34~ ロニーのエネルギッシュなヴォーカル
  • 00:51~ 歌が少し緩~くなる
  • 01:05~ ちょっと熱量が増してキャッチーな「Do or di~e」

  • 02:20~ スコットのカウント → 適度に潤いのあるギター → 心地良いバスドラ → 気持ちが引き締まるスネア → 疾走

  • 03:00~ 哀愁ギター・ソロ(バックのギターがまた快感)。03:12からは音量が大きめのフレーズ
  • 03:29~ 切なくアツい歌メロ。03:44からはギターが火花

  • 04:17~ ロニーの伸びが圧巻 → 演奏がダダンダン!ダダンダン!

3. Blind Leading The Blind

  • 00:00~ ALICE COOPERの「School’s Out」(1972年5作目『SCHOOL’S OUT』収録)みたい
  • 00:07~ レックスのベースが心地良く響く
  • 00:34~ ロニー、わりと普通
  • 01:02~ ロニー、少し熱くなる
  • 01:15~ 高音域でキャッチーなサビ

  • 02:51~ ちょっとスラッシュっぽいギター・ソロ。メロディアスになる03:05からが特におすすめ

ロニーが歌う00:34までは、ほほえましいぐらい「School’s Out」ですが、歌い出したらちゃんとオリジナルになのが面白い。

どんどん熱量を増していくロニーの歌唱がすばらしいです。

5. Bitter Pill

  • 00:00~ スローでヘヴィ → リッチーが緊張感のあるフレーズを重ねる
  • 00:30~ ロニー、緩急をつけならが歌う
  • 01:17~ パンチの効いた歌メロ。スコットの適度なバスドラ連打が心地良い

  • 01:41~ ロニーのかっこいい「フッ!」。情のこもったギター

  • 02:55~ キーボードが加わり、ミステリアスに
  • 03:10~ ロニーもダークな曲調に呼応

  • 03:32~ リッチーのエモーショナルなギター。ロニーの歌が高音域に
  • 04:27~ テンポが上がる

ずっと遅いままかと思っていたら、終了間際に加速。

ちょっとしたひねりがいい感じにテンションを上げさせてくれます。

6. Lights Out (UFO cover)

UFOのカヴァーです。

オリジナルは1977年6作目『LIGHTS OUT』に収録。

2022年MICHAEL SCHENKER GROUP来日公演でもこの曲を歌っていたロニー。

リッチー、レックス、スコットと共に名曲を再解釈した形になります。

7. Horns For A Halo

アルバム・タイトル曲なので、アップ・テンポを予想しがちですが…

  • 00:00~ 不穏。ライド・シンバルが心地良く響く。00:11~のバスドラもいい感じ
  • 00:17~ ヘヴィな演奏と共にロニーの情熱Vo
  • 00:38~ ロニーの歌が少し闇を抱える。歪む
  • 00:55~ 曲名を中音域でかっこよくコール

  • 01:09~ リッチーがギターをピロピロ → グイーッと伸ばす → ギター音に重ねてロニーが歌い始める

  • 01:36~ 歌の音域が上がる。熱くミステリアス
  • 01:58~ 曲名を今度は高音域で繰り返す
  • 02:16~ ロニーの高音域が控えめに響く

意外にもスロー・ナンバーでした。

こういった曲をアルバム・タイトルに持ってくる変化球アプローチが面白いです。

8. Dirty Pig

  • 00:07~ 骨太でリズミカル
  • 00:24~ モゴモゴした音が迫ってくる
  • 00:28~ ロニーの活力あふれる歌

  • 01:00~ 雰囲気が変わる。ジワジワきそうなギター
  • 01:09~ ゴージャスなハーモニーが心地良いサビ。バスドラの連打もいい感じにエキサイティング

  • 02:36~ 01:00~が重厚になる。ズッシリとしたバックの演奏とドライなギター・ソロが対照的で面白い
  • 03:03~ リッチーが速弾き。スコットのドラムが暴れる
  • 03:12~ 宇宙空間的に

  • 03:23~ レックスがベースをはじかせて、遅く重く
  • 03:34~ ロニーの熱唱が伸びる → 速弾きを絡めたギター・ソロへ

  • 04:02~ ロニーの高音が圧巻

前半はグルーヴィに、03:23~は「Bitter Pill」「Horns For A Halo」のようにスロー&ヘヴィに展開。

この曲を聴き終える頃には「スローでヘヴィな曲でエキサイトさせるのもELEGANT WEAPONSの魅力だなあ」となります。

10. Downfall Rising

  • 00:00~ 不気味。アリス・クーパーが出てきそう
  • 00:11~ スコットのドラムとレックスのベースが加わる。弾力性抜群
  • 00:21~ リッチーの重いギターを軸とした最高にかっこいい演奏
  • 00:45~ ギターが泣きそうにキーンと響く

  • 00:56~ ロニー、おとなしく歌う
  • 01:19~ ロニー、アツくなり圧巻の高音域

  • 01:40~ 魅力的なメロディとともに「Downfall rising」を繰り返す

  • 03:23~ 語り系
  • 03:33~ エモーショナル+速弾きのリッチー劇場。 04:20から速度を緩めてメロディック → 04:36から再び速弾き

  • 04:38~ 繰り返される「Downfall rising」。スコットの叩きつけるスネアが心地良い
  • 05:16~ さらに遅くなり、劇的に終わる…かと思ったら不穏な感じに

やはりスロー・ナンバーで魅せますね。

スローなナンバーをこんなにかっこよくキメるのはうれしい驚きですし、最後の最後まで気の抜けない構成も見事です。

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